運営からのお知らせ

薬剤師のQ&A

なんでも相談に関するQ&A

質問

元祖SHINSHINさん
ドラッグストア

単純ヘルペスウイルス1型が、実は癌の特効薬だった

投稿者: 元祖SHINSHIN    投稿日:12/08/22 02:11
お気に入りに登録
522view
★「最新型ウイルスでがんを滅ぼす」

  帯:対がん戦争の最終兵器、「全ての患者にとって希望の書」鳥越俊太郎氏

  藤堂具紀(とうどうともき)著 文春新書 880円+税 2012.8.20.第一刷



著者は東大理3を出た脳神経外科が専門の超秀才。

頭のイイの人の書く書籍は、とてもわかりやすい。

まるで自分が藤堂氏になったかのような、研究現場の臨場感も味わえる秀作。



ひょんなことから、藤堂氏は米国へ無給研究に向かった。

そこでの1年半に渡る無給研究の間に、師匠だった米国教授の発明したものを凌ぐ、

遺伝子改良した単純ヘルペスウイルス1型:G47デルタを開発したのであった。



このウイルスは、癌細胞の中でだけひたすら増殖して、癌細胞を死滅させるという代物。

副作用もなく、今まで手術できず・放射線療法も効きにくく・抗癌剤もほとんど無効であった、

各種の致命的な癌に対しても効果がある可能性が高いという。



脳腫瘍の中でも最悪だという

グリオーマ(神経膠腫:しんけいこうしゅ)、現代の医療ではほぼ100%助からない。

その細胞を使用したインビトロ(試験管内)試験では、

U87MGヒトグリオーマ細胞が48時間で完全に死滅している。

(P.20写真)



もちろん試験管で上手くいったからといって、

人体で上手くいくかどうかが問題なのだが。



期待されているのは、脳・心臓・神経芽腫・肝臓・腎臓・膵臓など

骨髄腫や白血病を除いた(ヘルペスウイルスは元来、骨髄に影響を与えにくい性質があるため)、

広範囲なあらゆる腫瘍に対して。



ネックなのが、特許並びに開発費用だと。

特許権が米国にあり、アジア方面の特許をなんとか譲り受けることに成功したものの、

臨床開発する段になって人力・資金が足りず、

製薬企業の力を借りたいということであった。



厚労省など国から援助が出ているものの、

非常に苦しい状況だという。



また、米国においては、

いよいよ製薬企業(アムジェン社)がエントリーして開発に拍車がかかっている状況。



開発者である藤堂氏が、米国残留を蹴ってせっかく日本に帰ってきたのだから、

しかも東大がなんとか特許権の一部移譲に成功したのだから、

日本の製薬企業にも藤堂氏を応援してほしいものだ。



武田薬品とか、大正製薬とか、どーでっか???

これに喰いつかなくっちゃ、製薬企業じゃねーだろ~(笑)



★「医薬品クライシス ~78兆円市場の激震」

  佐藤健太郎著 新潮新書 700円+税 2011.1.10.第八刷



ところでこの書籍には、

現在の医薬品企業における

とっても苦しい現状が赤裸々に語られている。



医薬品スクリーニング技術は「アホかいな」というくらい進化しているのに、

新薬がほとんどと言っていいほど、できないのであった。



だから、このG47デルタに喰いつかなくっちゃ、明日はないだろ~♪

回答する

回答する

回答

回答:0件
お探しの情報が見つからなければ
薬剤師のQ&Aに質問する

記事・レポート(1306件)

show

2017.04.26 new 239.モノで釣る手法の見直しを 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.04.21 new 薬剤師が知っておきたい! これからの肺がんチーム医… 【特集記事】

2017.04.19 new 238.良かったと感じられる行動はどんなことか 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.04.13 39.4人に1人が週1回以上訪れるドラッグストアで… 【オモテに出ている裏話】

2017.04.12 237.薬剤師56位の意味とは 【薬剤師業界のウラガワ】

もっと見る

業界ニュース(19590件)

show

アンケート

show
ただいま、募集中のアンケートはありません。

もっと見る

セミナー情報(2件)

show

ブログ(5548件)

show

求人情報

show

よく見られている
薬剤師のQ&Aランキング 集計期間:04月22日~04月29日

もっと見る