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調剤薬局

吸入指導~思ったより難しい現実

投稿者:ゆうこおば 投稿日:14/07/11 05:08 view189view

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なにを思ったのか突然病院と連携して吸入指導に力を入れることになった。

まずは呼吸器のドクターによる講演会&メーカー各社によるデバイス(吸入器)の説明会。

てっきりドクターが吸入指導しているものと思い込んでいたんだけど、いきなり「みなさんボクは吸入指導をみなさんに任せちゃっています。いつもお世話になりありがとうございます。」って。

え、え~っ!なんだとおっ!確かに初回は説明書を見せながらデモ機を使ってきちんと説明してるけど。

なかなか症状が改善しないケースでは吸入薬が実は吸えてないという現実が学会で報告されているらしい。
デバイスのカウンターが0を示していても目が悪くて見えないとかカウンターの意味を理解していないとか。

カウンターが0になってもシムビコートのように操作ができてしまうし、エアゾールタイプみたいに霧状じゃないから目で確認できないし。
1日2回吸入なら1本で1ヶ月分。その事実をしっかり説明すればひとつきたてばなくなるという意識が持てるのでカウンターチェックをする気になる。でも高齢者やおおらかな性格の人はいちいちちっちゃいことは気にしない。

ワンアクションで使用できるエアゾール剤でさえ噴霧と吸入のタイミングをつかむのは難しい。それどころか病院の吸入器の霧を吸うのでさえ発作が起きたり咳が出るときはかなりしんどい。のどを刺激するからゲホゲホしてしまう。でも、吸えればかなり楽になるのは事実だからがんばって吸おうとする。

エアゾール剤は吸えたか吸えないか不安になると繰り返し使いたくなる。
サルタノールインヘラーは発作時に使うから苦しくて何回も続けて吸入しちゃったなんてことも結構あるから使い過ぎも注意しておかないといけないんだ。

エアゾールタイプはくわえてしまわずに少し離してシュッとする。でも結構がっつりくわえてシュッとする人は多い。

吸入後の息こらえができないとせっかく吸ったのにムハーっと薬剤が出てしまうこともある。イナビル吸入で白い粉がモワーっと出たのを見た人結構いるんじゃないかなあ。イナビルは粉末タイプだけど粉末タイプも息こらえ派重要なポイントだ。ただし患者様の容態を考慮しないとCOPDの場合は特に苦しくなってへたすると酸欠につながりかねない。苦しくない程度にと言わないと顔をまっかにしてまでこらえる根性のある人もいる。数秒の解釈は案外難しいから1,2,3,4,5と数を数えるように、と指導するといいみたい。ただしせっかちな人は12345とハイパースピードで数えるから気を付けないと。

アドエアやフルタイドなどの場合は操作を丁寧に説明すればシムビコートよりはわかりやすい。でも、吸入は案外難しい。気管支に届くように吸入するには吸入スピードがあるレベル以上じゃないと到達しない。
粉の粒径も到達に密接に関係するらしい。このへんはみやみやさんが論文紹介してくれそうだなー。

難しい話は他の方にまかせて

シムビコートのメーカーさんによればそばが食える人は吸入できる。またはストローでジュース飲める人は吸入できるらしい。目やすとしてこの2点のいずれかを確認するといいと言ってた。このふたつの吸入流速が吸入薬に必要な吸入流速に似ているとのこと。シムビコートの笛(←メーカーさんにたのむともらえる赤いやつ)を使って体験したけど、弱いとダメだし必要以上に気合いを入れなくても笛は鳴ることがわかった。5~6秒かけてスーーーっとそばをすするイメージで吸うといいですよと説明しみんなでチャレンジ。若い人は大丈夫だったけど年輩の看護師さんは悪戦苦闘していた。歳を重ねると吸う力が弱まるし、風邪や呼吸器感染症の時は息が吸いにくい。

一方スピリーバのようにカプセルを充填してブリーズヘラー(専用の吸入器)に装填しボタンを押すと針でカプセルに穴をあけて吸入できるようになるシステムではカプセルをプチっと出すときに下に転がって落ちたり、押す力が弱くてカプセルが出せなかったりすることがあるんだって。

最近発売されたオンブレスやシーブリなどは箱の中にブリーズヘラー1個とカプセル14個と説明書がセットになっている商品がある。カプセルのみの包装もあるが。セットを発注した方が説明に便利。
ブリーズヘラーは約1ヶ月を目安に新しい物と交換しないといけないから(粉が付着してつかいずらくなる等)セットのものなら箱の中のカプセルが空になったら機器も捨てて、新しい機器を使うようにしてくださいね、と言うと高齢者にもわかりやすい。ゆうこは昨日この点の説明を忘れちまった。
「箱の中にはそれぞれ機器とカプセル14個と説明書が1枚入っています。」まではよかったんだけど。まだまだ修行が足りないねえ。(←長期処方が多いから84日分だと6箱なんだ)

カプセルの装填も案外難しい。機器のふたをあけてプチッとしたカプセルをつまみ、穴にまっすぐ入れる。若い人には単純な作業だが、これも四苦八苦するケースがある。リウマチで手が思うように動かなかったり、筋力が弱い高齢者の場合、小さい物はつかみにくいし、目が悪いとぼやけて見えにくい。
そのあとボタンを押して(針が出て)カプセルに穴を開ける操作も力がないとやりにくい。壁に押し当てる方法を伝授していただいた。
吸入後のカプセル廃棄、ゴミ箱に直接入れようとすると間違えて機器を落とす可能性があるからテーブルの上にティッシュを置いてカプセルを出し、丸めて捨てるよう指導するとゴミ箱への落下が防げる。

機器は洗っていいものと洗ってはいけないものがあるので要注意だ。オンブレス用の物は洗ってはいけない。使用後のアドエア、廃棄方法がわからずにため込んでいたなんてケースも。

たかが吸入されど吸入。奥が深い…。

患者様の状態を見極めて処方していただけたらどんなにいいことか、とずっと思っていたが…。

高齢者が増加し人口の1/3が高齢者になりつつあるのだから呼吸機能が低下したり抵抗力が弱って呼吸器感染症になったり喫煙者のCOPDとか気管支喘息とかの呼吸器疾患の患者様は増える一方だし、強い薬は腎障害や肝障害につながるから吸入薬は有効な治療手段なんだなあって思った。

吸入薬のガイダンスもやってくださって今までなんとなくわかってたつもりだったけど、改めてそうなんだあと感心したり多剤併用の話を聞いて吸入薬ダブル使用とかトリプル使用の理由が理解できたり。

薬剤師だけではなく看護師も多数参加しにぎやかな勉強会でためになる勉強ができた。

看護師さんたちの真剣な表情が忘れられない。呼吸器疾患に苦しむ患者様を助けたいという真摯な気持ちがひしひしと伝わってきた。メーカー各社のデバイス説明会、直接質問ができる絶好のチャンスなので病院の薬剤師も調剤薬局の薬剤師も日ごろの疑問を解決するいい機会になりました。

病院と薬局のそれぞれの薬剤師が連携するのはよりよい医療のためにか欠かせないということになり、これからも協力し合ってできることはないだろうかと模索中だそうです。

日ごろからコミュニケーションを大切にすれば疑義照会でギスギスしないで済むし、お互いに情報交換することでのメリットはたくざんある。

そんなこんなで勉強しないとおいてけぼりをくいそうな今日この頃。

邪魔者扱いされないようしっかりと学んでいきたいです。4年制卒だって6年制卒と肩を並べていかないと。

豊富な知識とコミュニケーション能力。このふたつが必要だから。レベルが高い人たちに囲まれているといい刺激になります。

でもたまに凹む事もあるけどね。
 

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