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タミフル、リレンザ、イナビルの異常行動やアナフィラキシーについて

投稿者:senzyu 投稿日:13/03/14 17:52 view282view

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「リレンザ」でアレルギー性ショック、1人死亡

 
上記の掲示板について、書きこもうとしたら止まらなくなりそうな感覚がしたのでブログに書きます。



まず、私が一番にいいたいのは、副作用の起こる確率やリスクについてです。
冷静に評価されているでしょうか?って思うんです。

まわりが、テレビが、週刊誌が、色んなことをいうから「やばい!」って思いこんでることないかなって思うんです。

 

例えば…
マスコミが騒ぐ前までは聞いたことがなかったこの異常行動ですが、皆はどうやって知ったでしょう?


私が初めてタミフルとその異常行動の話を聞いたのは…まだ薬剤師ではなかった頃です。



先輩「senzyu!タミフルやばいらしいね…。なんかそれのんだ子供が笑いながらトラックにつっこんで即死だったって」

私「ええ~!なんですかそれ~!」

先輩「いやいや週刊誌に書いてあったんだけどね…うんたらかんたら」



まぁ~衝撃的でしたよね。
何その副作用!?って思いましたよ。

しかし、週刊誌がソースですからね。
調べれば調べるほど、あれ?っていうものでした。

しかし、因果関係ないって発表があっても

「ほんとぅ~にぃ~?なんか製薬会社がうまいことお金で解決したんじゃないのぉ~??」

という疑いの目がかけられ続けていたように思います。


そしてそれは私が薬局勤めになってから続いていました。


ウワサ大好きの職場の事務さんは

「息子がこないだ廊下でぼけっと立っていた。タミフルのせいだ!異常行動だ!」

と少し前に大騒ぎしてました。



 
それが異常行動かもわからないし(たまたま考え事していたかもしれない)、タミフルのせいじゃないし、それで命が無くなる訳でもなんでもない。

だって

立っていただけ。ですからね。



 
話は脱線しますが…
コックリさんとか信じている方も多いと思います。
途中で止めるとコックリさんが怒ってえらいことになるので、絶対途中で止めてはいけない。
「途中でやめると皆が狂う。呪われる。」とかっていわれています。
 
っていうか本当にそんな現象が起こります。

こわいですね~。

しかし!これは心霊現象という訳ではないです。

「集団ヒステリー」が原因でおこるんだそうです。
何かで読みましたが。
 
皆が「途中で絶対に止めてはならない」ことを信じていて、そして実際そうなってしまったときに、一人か何人かがパニックを起こし、それを見た仲間も怖くなってパニックになる…といった話です。

その原理を知っている私なんかがもしその現場にいた場合、おそらく私だけは冷静にその状況を観察することができるでしょうが…知らなかったら私だってパニックですよ。
まぁこれって催眠術みたいなもんな訳です。
 
つまり、私はこのタミフルによる「異常行動」もこれと同じようにマスコミの刷り込みによって拡大したばかげた副作用なんじゃないかと思っているんです。
騒がれたことから、薬を渡す薬剤師もしっかり説明するし、患者もマスコミなんかの情報から「体がつらいし私も異常行動をおこしちゃうかもしれないわ~」という気持ちが頭に残ったりする訳です。

それが「家族や誰かから心配されたい!」という心理と合わさって、実際に症状が出る、あるいは症状が出たと薬局などに報告されることになったりするんじゃないでしょうか。

どうかな?

あと、「報告される」を色変えて強調したのには訳があります。
この報告ってどこまで信用できるでしょう?

患者さんの一部に思いこみが激しい方がいるのは皆ご存じでしょう。

絶対に渡した薬を「私もらってないわ!!!!絶対!!」と言い張られた経験もあることでしょう。

あとで薬が見つかって

「この間はごめんなさいね!(テヘペロ)」だって。

また、思いこみが激しいだけならまだしも、かなり変わった方もいるでしょう。
ウソを平気でつくような人も一定の割合で少ないながらもいると思います。

だから、

「日本中で2~3件こんな副作用の報告があった!」

っていう情報はどこまで信じていいのかって思うんです。
添付文書みると…実際おこる訳がない副作用が書いてあったりしますからね。

だから、私はそんな報告ってエビデンスといえるのかなって疑問に思ったりしています。


…話は脱線しましたが、つまりこういった理由からも「異常行動の副作用の報告」は上がりやすく、頻度はどうなのって思う訳です。

同じように極わずかに起こるちょっと危険な副作用をもった薬はたくさんあるでしょう。
しかしそれらの薬の中でも、タミフルほど副作用についてしっかり説明がされる薬は他にあるでしょうか?

異常だって思うんですよね。
患者さんの中には「調子が良くなったらこの薬途中でやめてもいい?」っていう方もいます。
なんなんでしょうね。これは。

私は一般の方のこの謎の不安を皆で取り除くべきなのではないかって思うんです。
薬剤師が一緒になって騒いでるんじゃないよ~といいたいんです。

 
もちろん、そういった副作用で命を起こす確率はゼロな訳ではないですが、宝くじに2回連続当たるようなものなんじゃないですかね?
 
ちなみに、リレンザのアナフィラキシーで命を落とす確率はもっと低いかもしれません。
宝くじは毎回60人に4億円当たりますが、只今これで亡くなった方は数年間でひとりですよね。

だからといってどうでもいいという訳ではなく、対処法も知っているにこしたことはないと思います。

しかし、私は皆がこれらの副作用を過剰に重く見ているからこそ、そういった話にも展開してるんだろうな…って思っちゃうんです。

人は本当に極わずかな可能性を「本来より高い」と認識し、逆にけっこう高い確率で起こることを「本来より高くない」と誤った評価するそうです。なんかで読みましたが。


宝くじは損する確率のほうが圧倒的に高いですが…一般的には違いますよね。

1%ぐらいは当たる確率があるぜ~!!ぐらいに思われていそうです。


今日の話はそんな感じの話です。


おしまい。

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