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権威の話

投稿者:senzyu 投稿日:13/07/17 00:09 view189view

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車いすの物理学者スティーブン・ホーキング博士が以前こんなことをいっていました。
 
基本的に宗教と科学の違いは、
宗教は権力を基本としており、科学は観察と理由を基本としている



的を得たすばらしい名言だと思います。

たしかに宗教は、

数千年前に伝来されたといわれる○○、

非常にありがたい○○(ありがたいとは何?)、

立派で大きな建物(大きくする意味はあるのかな?)、

煌びやかな装飾(神や仏は金や装飾が好き?)、

細やかな刺繍(信じることの本質と関係があるのかな?)、

丁寧に造られた像(これも数代目の○○氏という権威のある方が造ってたりする)、

袈裟コスプレ(スーツじゃだめなの?)、

一般人には真似のできないヘアスタイル(本当は煩悩を捨てる為だそうですが)、

お経(なぜ現代語に訳さない?かっこつけてるんじゃないの?)



などなど、「すごいんですよ感」をUPさせるものの塊のようにも観ることができます
(まぁここまでひねくれた見方が出来るのは私ぐらいかなw)


化学はというと…たしかに権威は関係ない…ですよね。

そのはずですよね。


「私は東大の教授だ!」とか
「ランセットを普段から読んでますけど何か?」とか
「俺は部長だ!」

といっても化学的事実が変わる訳ではないです(つまりただの権威付けですね)。


しかし、これに影響される一般の方が多いのも事実です。

東大の教授が推薦している!
テレビで医者がいっていた!
芸能人の誰誰も使ってます!

それだけで多くの方は信じるでしょう。

薬剤師だって、

「米国カンサス州のDr.Hugh Riordan(1932-2005):Riordan Clinic を中心に世界中で広く行われている治療法」

といわれたら、

おお!なんだかすごそうだ!
ちゃんとした治療法に違いない!


となる方もいます(私の周りにいました)。

米国カンサス州とか関係なくないかい?って話です。
Dr.Hugh Riordanもカナカナでいいんじゃないのかな?(何て読むかは知らんけどね)

それからこれね。

(1932-2005)

↑偉人!?歴史上の人物!?


まぁ敬意をもって書かれれいるってことなのかもしれませんが、
この人がいつ生まれたかなんて見る人にとってはまず関係のない話な訳ですよ。

狙ってないのかもしれないけど、
こういった権威的な言葉をつけることによって
あたかも科学的で正しいことのようなニュアンスを含ませることができる訳です。
(逆にいうと自信がないってことなのかもしれません。)



さてさて、今回何がいいたいかというと…

これを逆に利用することができるんじゃないかと思うんです。

疑似科学とそうでないものを見分けるのに役にたつ、と。

本当に正しいこと、エビデンスがあるのであれば、
こういった言葉に頼らなくてもいいはずなんです。

つまり、頼っているものは「怪しいぜ…」ということになる訳ですね。


具体例を過去に書いた内容から挙げてみます。


例えば苫米地さんのブログ

苫米地英人博士のオフィシャルブログ --- Dr. Hideto Tomabechi's functional ringtone was featured in Discovery Channel. He heads Dr. Tomabechi Works. He also is an Adjuct Fellow at CyLab, Carnegie Mellon University.

これ、英語の部分必要でしょうか?
いらないですよね。
じゃあ、なんでつけたの?
権威づけの為、と考えられないでしょうか。
他にも肩書やらなにやらが権威づけ祭りです(笑)
これは我ながらいい例じゃないかと思いました。


あと…だいぶ以前に取り上げたルミンAとか。

たいした歴史じゃないと思うんだけど、強引に年表が引き延ばされている印象です。

「合成研究」「応用研究」「研究所設立」とか、いちいち大袈裟な感じがします。
また、
「文部省化学研究費より」とか「主催:京都大学医学部病理学教室鈴江懐教授」とかいるの??
って思ったり、
クリプロシアニンO.A.コンプレックスって長いけどかっこつけてんの~??
って思ってしまいますね。

もちろん、それだけで「ウソだ」「効果なし」ってことにはならないですが、
こんなのを見つけたらよく調べることが吉だっていえそうです。



最後にもうひとつ追加ですが、
私はゼロ次資料崇拝も好きじゃないんですね。


海外にはこんな文献がある…
こんな適応外処方がある…

これは受け止め手の問題だと思うのですが、薬剤師は一般的に
普通の適応があるものよりもこういったもののほうがより高次元で素晴らしいものとして受け入れ、
「ありがたや~」と思う方が多いように思います。

たしかに、知らない情報だったりするので、そういった意味でのおもしろさはありますが(私自信も大好きですが)、
正しいさで言えば、教科書に載っているような情報と比べて信用度はまだ低い訳ですよね。

では、なぜそんなゼロ次資料崇拝がおこるのか!?

これも、「最新情報」「海外の情報」という煌びやかな衣装の効果なんでしょうね。

「さそり座の女」で有名な「美しきパープルスコーピオン」こと美川憲一さんは、
女ではなく、さそり座ではなくオヒツジ座だそうです。

そんな風に、煌びやかな衣装に惑わされることなく、
正しいものを見つけていきたいもんだなぁ~と日々思います。


おしまい。

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