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眼用製剤の話(抗菌点眼薬、眼軟膏)

投稿者:senzyu 投稿日:13/08/16 17:04 view640view

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点眼薬については過去に一度書きました。

カリーユニ、カタリンなど白内障の薬は効果がない??

そのときのコメントにも少し書いたのですが、今回は目薬全般の話をしたいと思います。

カリーユニの話も、実は今回の話がしたくて書いたんですよね。
(順番的にカリーユニの話が先かな、と思って。…かれこれ半年ぐらい経ちましたが)


実は…
目薬ってどうなのかな~って全体的に疑っているんです。

調べると、それなりに眼科領域も体系的な分野なのかな~って気もするんですが…

なんか腑に落ちない。
今日はそんな話です。

ちなみに、いつもは自信満々で書いてますが、
今回はさすがに自分が間違ってる可能性が6割ぐらいに思っています。

こんな考えを持った人もいるんだな~
実際はどうなんだろうなぁ~と考えるきっかけになったらいいなって思います。



なぜ、こんなことを考えることになったか…というと。


こちらがきっかけだったように思います。


ダチョウのインフルエンザマスクの話。


色々書いてますが、おおまかにまとめると、

抗体はヒトの身体の中で
「人の細胞を傷つけることなく、抗原だけを捕まえること」
がすごいのであって、捕まえる力がすごいのではない。
つまり、身体の外(マスクなど)で使う場合、抗体は何もすごくない。

「マスクを通り抜ける抗原」をできるだけ捕まえたいのなら
ノリでも水でもなんでもいいんじゃないのってことを書きました。


そのとき同時に
抗菌薬の目薬でも同じようなことが言えるんじゃないかな、と考えだしたんですよね。

涙って腐らないですよね。
それって涙は滞留せず常に流れ続けているからですよね。

そこに一滴の目薬をポタリ。

やはりそれも流されちゃいますよね。

5分後には涙液にほとんど薬は残ってないですよね。

眼球にしみ込んでいるのでしょうか? 

涙液に残ってなくても問題にならないのは、
その時点ですでに薬が菌に作用しているから、ということなんでしょうか?

しかし…一瞬の浄化作用、不活化作用が大事なのだとしたら、洗顔じゃダメなんでしょうか?
バシャバシャ目を流水で洗ったら、目にいる菌はほとんど洗い流されるのではないでしょうか。

さらにいればその一瞬の作用を1日3回とか4回って…。

その回数になんの意味があるのでしょう?
どうやって決めたんでしょうか?



内服薬の一般的な服用法が1日3回だからではないでしょうか?
あるいは「効果を得たいという気持ち」と「目薬を点すわずらわしさ」との兼合いで
そうなっているだけじゃないでしょうか?

内服薬では血中濃度の推移から回数やらなんやら考えることになると思いますが、
目薬は涙液中に含まれる薬物濃度を調べたり…なんてことはないのですから、
合わせることに意味はないって思うんですよね。

とある点眼薬で「1日3回と4回を比べて差が出なかったから3回になった」なんて話も
メーカーさんから聞いたことありますが、そもそもどれぐら効果があるのでしょう。
プラセボ以上に本当に効果があるのでしょうか。


ついでに眼軟膏の話もします。

眼軟膏は、目薬に比べ1日1~2回とか少ない回数で処方されたりしますよね。

それは眼軟膏が基剤に油脂性のワセリンなどが使われていて、
目薬と違って液体じゃないから目に残りますよって考えからきているんじゃないかと思います。

でも、あれ、よく考えたら目に入れて使う時も目に塗ってないですよね?
結膜のうに乗せて、目を閉じたら全体に広がります…って
そりゃそうなんですが、

「皮膚に軟膏を塗りつける」のとは違う感じですよね?


おそらく眼球の表面にある涙液の上に「浮かんだ状態」に
なっているんじゃないでしょうか?油ですからね。

つまり、眼球にこびりついたような状態にはなっていないですよね。
(もしそうなら、ぼやけて何も見えない状態が今以上に長く続くことになるように思います。)

また、
油脂性基剤の油の膜が一時的に作られることで、目の表面の蒸発が少しは和ぐかもしれませんが、
それにしても含まれる主成分の効能はどれだけ期待できるのでしょうか。
目薬とどれだけの差が出るのでしょうか。

目に使われた眼軟膏の主成分は、涙液(水相)の方に少しぐらいは分配されるでしょうけど、
多くは表面の油相に残ったままになりそうな気がするんですよね。
はたして目にしみ込んでくれるんでしょうか。

ずっと目の表面にあればいずれは吸収されるってことになりそうですが、
やはり眼軟膏も目薬や「生活の中で目に入る異物」と同じように流されていくはずですからね。
目薬よりすぐれているのかはわかんないと思うんです。
目薬より本当に効果が持続するならもっと色々な薬が眼軟膏になってもいいのでは?とも思います。

他に眼軟膏のフォローはできるでしょうか?
まばたきをするたびに軟膏が擦り込まれるとか?
あるいは、
そもそも眼球ではなく、まぶたの炎症を抑える感じで使われているとか?

う~ん。
そうですね。
眼軟膏の位置づけが、基本的にまぶたに塗るもので「目にはいっても大丈夫だよ」
っていうものだったらまだわかるような気がします。

でも…そういう使われ方がされていない場合が多いような。

「結膜炎です。」「目が充血してます。」っていうだけの場合でも処方されますよね。
どうなのかなぁ~って思うんですよ。

ステロイドだったらまだいいんじゃないのって思うんですが、
抗菌薬はどうなのってやっぱり思います。

眼軟膏は、製剤として一般の方からすれば珍しい剤形(軟膏なのに目に使うんだ~みたいな)ですから、
普通の目薬よりプラセボ効果は出やすいとは思いますが、
もしかしたらただ「それだけの薬」なんじゃないかなって思ったり。

つまり、眼軟膏も目薬と同レベルの「どうなの?っていう製剤」のカテゴリーに入るような。


ディオバンの話が最近あったからではないですが、
昔の薬の審査というか試験結果は
私の目にはあきらかにおかしく見えます。
ねつ造は当たり前だったのでは?ってさえ思います。
もしかしたら眼用製剤の業界では内服薬以上に、
そういったねつ造が当たり前になっていたりしないかな…なんて考え過ぎでしょうか?

内服薬と比べ、なぜこうも目薬抗菌薬の数は少ないのでしょうか。
出しているメーカーが少ないのも気になります。
参天のような目薬だけのメーカーがシェアの多くを占めているのも謎です。
なぜ他の大きな会社は参入しないのでしょうか?
日本以外で目薬はどれぐらい売れているのでしょうか?
ほとんど日本でしか目薬は使われていないっていう噂も聞いたことがありますが…どうなんでしょう?

カリーユニ達がいまだ認められている業界ですから、
そんな疑いの目で見ています。

私だけかなぁ…

あと、まだ長くなりそうなので、いつかまた続きを書きます(たぶん)。

つづく

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