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皮膚領域のエビデンス セラミド ヒルドイドソフト ワセリンなどの話

投稿者:senzyu 投稿日:14/06/14 20:21 view557view

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今回は、私のブログで一番当たったであろう「ヒルドイドソフトの話」の

スピンオフです。

 

マルホ皮膚科セミナー

先日、上のリンク先を読みました。

これってラジオの放送をそのまま文章におこした感じなんですかね?

これに対して色々意見を書こうと思ったら止まらなくなり、

 

うん。これは長くなりすぎる。ブログにしよう。

 

そう思って今にいたります。

(と、いいながら書き始めてから忙しくなり2週間以上経ちましたが…)

 

ラジオとはいえど、おそらく原稿を読んでいると思うのですが…

なんともまとまっていない気がしてなりません。

 

まず、なんといってもこの「エビデンス」という言葉の特盛り度合いですよね。

 

この言葉を検索すると4ページに37箇所です。

一体エビデンスという言葉をどんだけ気にいってるんだ!Σ(´Д`lll)

 

そして、この数は裏を返せば、この言葉に頼りきっているかあるいは

「このテーマで書くのだ!」という熱意の表れともいえそうです。

 

しかし、あまり使い慣れていないのか、熱意が弾けすぎているせいなのか、

少しその言葉の使い方が気になります。

 

最後のほうにも、

ユベラ、アズノール、オイラックス、レスタミン、亜鉛華軟膏などについて…

 

「現時点ではエビデンスが曖昧と言わざるを得ないのは残念なことです。

これらについても、今後、臨床試験が実施され、

エビデンスとして確立させて行くことが我々皮膚科医の使命

と言えるでしょう。」 

 

と、書かれています。

 

私は、医師は政治家やアスリートではないのだから

 

「エビデンスを勝ち取ってやる感」はいらないんじゃないか!

 

って思うんですよね。

 

正しいものやエビデンスのあるものは素晴らしい。

そうでないものは、効果としては薄い可能性がある。

それを知った上で「薬を安全に効果的に使っていけばいい」

 

という話だと思うのです。

 

では、そのほかにも気になったところをみていきます。

 

まず、タイトルの「外用療法のエビデンス」ですが…

 

このタイトルだと、

内服の薬と比較して外用の薬のエビデンスはどうかとか、

歴史的にどのように確立されてきているのかとか、

そんなところが思い浮かんだのですが、違うんですよね。

 

外用薬のもので、エビデンスのあるものを順不同に挙げてみた!

 

そんな内容になっているんです。

 

これは私の想像ですが

これを企画した人

(「よし!次はエビデンスについて語ってもらおう!」と考えた人。マルホの人?)と、

 

この文章の先生(その依頼を受けた人)は、

細かい打合せをしなかったのではないかと思うんです。

 

任されたこの先生は、

 

「え?何?何しゃべったらいいの?やべーΣ(´Д`lll)」となって

 

こんな感じになったんじゃないかって思うんですよね。

どうでしょうか?

 

じゃあ、そんな内容もみていきます。

 

抗原侵入予防効果はセラミド>ワセリン>ヘパリン類似物>尿素
の順に弱くなることが三重大学の水谷教授らに
より証明されました。」

 

と書いてあります。

これは本当にそういうのがあるのかもしれませんが…謎なんですよね。

 

セラミド>ワセリン>ヘパリン類似物>尿素
 

なんでしょうか…この順番。

 

かゆみを抑えられる順番も
この順番になるのでしょうか?

 

っていうと、そう簡単ではなさそうですよね(・_・;)

 

例えばもし、セラミドがそんなにすごいとしたら、
医療用の製剤がないのは不思議ですしね。

 

いやいや、セラミドは高価で即効性に劣るんや!

そう書いとうやんけ!( ゚д゚ )ノ

 

という声が聞こえてきそうですが、

はたしてそれも本当なんでしょうか?

 

値段なんて関係あるのかな??

効果があれば使われると思いますが。

 

あと、即効性がないって…

これは怪しさがプンプンと香ってきます( ´_ゝ`)

 

また、
「抗原進入予防効果」というのは、

 

物理的に皮膚と外界を隔てさせればよい!

 

ということにはならないんですかね。

 

例えばワセリンでも1mm以上の厚さで乗せるように塗ったら、
それだけで99%抗原の刺激を防げそうな気がします。

 

また、セラミドを含んだクリームも薄く薄く塗り広げたらどうでしょうか?
抗原の侵入は全く防げないように思えます。

 

そもそも、ワセリンはほぼ100%飽和炭化水素、
つまりほぼ100%ワセリンですが、
セラミドの製剤はおそらくセラミドを数%含んだ軟膏か
クリームなんじゃないかと思います。

 

そのセラミドの含まれるパーセンテージによっても、
基剤の違いによっても、ずいぶん効果は変わりそうな気がします。

 

だから、その「セラミド>ワセリン」という順番をどう理解すべきか
というのは難しい気がするんですよね。

 

どういう基準でそのように並べたのか。

もしかすると細かく色々条件があるのかもしれませんが、

おそらくこの順番の提示だけでは、説明不足で誤解を生むんじゃなかなって思います。

 

また、セラミドの構造は、ヒルソフ同様、
 

似た構造の集合体なんですよね。
 

だからヘパリン類似物質と何がどう違って
抗原侵入を防ぐのかというのも気になります。

 

ワセリンのように皮膚から吸収されずに表面にとどまるというなら、
ワセリンと同程度の侵入予防効果があるといえそうですが、
おそらくそうではないと思うのですよね…(・_・;)

 

以前に書いたブログの本文にあるような

「保湿という世界の雑さ、甘さ」がここからも垣間見えれるような気がしてなりません。

 

おしまい。

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