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以前漢方薬局で働いていた経験を活かし、漢方関連のことを不定期で書いていきます。「やさしい中医学入門」を参考にしてます。

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「精」について

投稿者:choline 投稿日:14/04/14 16:48 view52view

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気血津液シリーズ?の最後に「精」の話です。

 

これまで人体を構成し、生理活動を行う物質として気血津液について書いてきました。

「精」もまた、人体を構成し、生理活動を行う物質として重要なものになります。

 

「精は、生命活動を支える根本的な物質である」と記載されています。

(やさしい中医学入門P43)

 

 

 

精には「先天の精」と「後天の精」があります。

 

先天の精とは、両親から受け継いだ生殖の精で、

五臓の腎に貯蔵されて生殖や発育を司ります。

「腎精」とも呼ばれます。

 

後天の精は水穀(飲食物)より生成され、生理活動のエネルギーとなります。

後天の精の一部分は腎に運ばれて腎精になります。

つまり腎精は食事により補うことができるということですね。

 

 

 

また、精血同源(せいけつどうげん)という言葉があります。

津血同源という言葉を前回書きましたが、津液と血の関係と同様に

精と血も互いに補い合う関係にあります。

 

 

人体を構成するものが先天の精、生命活動を維持するものが後天の精といえますが、

わかりにくいのでひとまずは先天の精、後天の精とまで細かくわけず、

精は腎に貯蔵されて、人体を構成し、生理活動を行う物質であるとイメージしておけば良いのかなと思います。

 

 

 

「先天の精」や「先天の気」を貯蔵している五臓の「腎」は非常に大切なものです。

「気」について(その2)にも書きました。}

腎の働きが弱った状態を「腎虚(じんきょ)」と呼び、

腎虚の方には補腎剤(ほじんざい)を使います。地黄丸類がこれに当たります。

地黄丸類はエキス剤では「六味丸」「八味地黄丸」「牛車腎気丸」があります。

地黄丸類は、西洋医学的にはアンチエイジング薬といった感じでしょうか。

今回は「精」の話なので地黄丸の話はこれくらいにします。

 

 

 

今回のポイント

・精は人体を構成し、生命活動を支える根本的な物質である。

・精は腎に貯蔵されているため腎精と呼ばれる。

・精は両親から受け継いだ生命エネルギーそのもの。

・精血同源。

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