漢方好き薬剤師の話
以前漢方薬局で働いていた経験を活かし、漢方関連のことを不定期で書いていきます。「やさしい中医学入門」を参考にしてます。

cholineさんのブログ

cholineさんのプロフィールへ
調剤薬局

気の病証について(その1)

投稿者:choline 投稿日:14/07/11 10:45 view117view

お気に入りに登録

お気に入り登録数:21人

今回は気血津液弁証の気の病証について書きます。
 

気の病証は「気虚(ききょ)」「気滞(きたい)」「気逆(きぎゃく)」などがあります。
聞いたことがある方も多いのではないかと思います。

 
気の病証のイメージはよく風船に例えられます。(下図)
 

 
それではそれぞれの病証について説明します。


「気虚」はその名の通り、気が不足した状態です。
以前、気には5つの働きがあると書きました。
(推動・温煦・防御・固摂・気化作用です)
これらの働きが弱まるためにいろいろな症状が出ます。
 
推動作用が弱まると、元気が出ない・気力が出ない・体がだるい・声に力がない・食欲不振などの症状が出ます。
防御と固摂作用が弱まると、風邪をひきやすい、汗が出るなどの症状が出ます。
固摂作用の弱まりは不正出血なども起こします。
 
また、温煦作用が弱まり冷えの症状が強く出ている場合を特に「陽虚(ようきょ)」と呼びます。
 
さらに気は内臓を支えていると考えるのですが、その働きの弱まりにより
胃下垂、脱肛などの症状が出ている場合を「気陥(きかん)」と呼びます。
「気虚下陥(ききょげかん)」、「中気下陥(ちゅうきげかん)」とも呼ばれたりします。
 
 
「気滞」は気の流れが滞った状態です。
お腹が張ったり、肩が張ったり(肩こり)などの症状が出ます。
喉が詰まったような感じがする梅核気(ばいかくき)も気滞です。
咽中炙れん(いんちゅうしゃれん)とも呼びます。
 
 
「気逆」は気の流れが滞り、本来は下降すべき気の流れが逆転した状態です。
吐き気やゲップ、咳などの症状が出ます。

 
次回はそれぞれの病証に対してどんな生薬、方剤を使うのか書こうと思います。

気の働きの復習はこちら。
「気」について(その1)
「気」について(その2)
 

コメント

回答:3件

記事・レポート(1340件)

show

2017.08.16 new 255.英語の堪能な薬剤師の方に朗報か?|薬剤師業… 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.08.09 new 254.次期改定に向け一手を打った(こらむ251の… 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.08.03 90.遠隔診療と調剤 【世塵・風塵】

2017.08.02 253.背景が関係者の様々な憶測を呼ぶことに|薬剤… 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.07.27 89.かかりつけ薬剤師Ⅲ 【世塵・風塵】

もっと見る

業界ニュース(19850件)

show

アンケート

show
ただいま、募集中のアンケートはありません。

もっと見る

セミナー情報(0件)

show

ブログ(5618件)

show

求人情報

show

よく見られているブログランキング 集計期間:08月12日~08月19日

もっと見る

よく見られている
薬剤師のQ&Aランキング 集計期間:08月12日~08月19日

もっと見る