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薬学部6年制の2期生です。大学の特別日程により、既に一足早く病院実習に入っています。その内容を記録して行きます。

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【病院実習】「DI・TDM・管理」

投稿者:c_rick 投稿日:11/04/10 23:09 view86view

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病院実習3週目は、2週間でタイトルの3つの部署を順番に回りました。

〇DI(5日間)
DI室(医薬品情報室)での実習。
DI室は、病院内のDr.やNs.などのスタッフからの医薬品に関する質問を受け付ける場所です。
実習内容としては自習が多く、医薬品相互作用や薬物の妊婦への投与可否などについて、
DI室にある資料(添付文書や各種成書)を駆使して調べるというものでしたが、
個人的にはそれ以上に、DI室の業務内容を見聞き出来たことが大きかったと思います。
たとえば問い合わせ。
用法用量や相互作用に関するものだけでなく、薬価に関する質問などもありました。
また、実習先の病院では各製薬企業のMRさんは医師個人にではなくまずDI室に訪問することになっていたようなので、
MRさんとのやり取りを実際に見ることが出来たのも良い経験でした。
(私が配属されたのは震災の直後だったので、医薬品の在庫や流通状況に関するものが多かったです。)

ただ一方で、このような体制で医薬品情報を提供することに疑問を感じる出来事もありました。
DI室では過去の問い合わせ内容を逐一記録に残しているので、空き時間にその記録を読んでいたところ、
Dr.からの次のような問い合わせを見つけました。
「PPIを頓用で使いたいのだが、この患者さんには腎障害があるのでどれくらい減量すれば良いか?」
これに対する薬剤師の答えは、
「PPIは頓用で用いる薬ではありません」
というものでした。
しかし、この例でもし患者さんの腎機能が正常であったなら、Dr.はDI室に問い合わせることなく、頓用で投与していたかもしれません。
DI室が受動的な情報提供によって正しい医薬品情報を伝えることができるのは、
Dr.などが医薬品について疑問を感じ問い合わせて来てくれた時のみであり、
そもそも疑問を感じなかった場合には不適切な処方・指示がそのまま実行されてしまう可能性がある。
であるならば、薬剤師はより積極的な形で処方・指示をチェックし、情報提供していくべきではないか。
たとえば病棟に進出し、医師の指示が実際に実行されている現場に赴くべきではないか、と思うようになりました。
(ただし、DI室もDIニュースというプリントを発行するなど、積極的な情報提供を行っていないわけではありません。)

DI室での配属では、このほかに、糖尿病で入院している患者さんに対する「糖尿病教室」の見学や、
透析患者さんへの治療について話し合う「透析カンファ」の見学をさせてもらいました。
透析カンファでは、薬剤師は腎排泄型で減量すべき薬物がないかということを、
全ての患者さん全ての薬物について網羅的にチェックしていました。


〇TDM(2日間)
TDM室で、実際に測定のための操作を体験させてもらったり、測定結果を基にDr.へのコメント作成を体験したりしました。
以下に、TDMの流れについて、バンコマイシンなどの抗菌薬の場合を例にざっとまとめます。
TDMの依頼が入ると、TDM室ではまず患者背景(性別年齢、各種検査値、投薬歴など)を一通りチェックします。
それと並行して患者の検体を試薬と混ぜ、機械にかけて測定を開始します。
測定結果が出たら、その値とこれまでの投薬歴などの情報を基に専用の解析ソフトで血中濃度推移を推定します。
そしてその結果から現在の投与量が適正か否かを考えながらDr.へのコメントを作成します。
ここで考慮すべきは、この解析の結果が精度がそこまで高くはないということです。
検体は正しく採取されているか?測定の前処理は適切に行われているか?といったことを考える必要があります。
また、測定値や解析値は本質的に誤差を伴うものです。
したがって大切なのは、解析によって得られた値が妥当か否かを判断すること、および、
妥当な場合であっても誤差があることを認識し、その誤差の大きさがどの程度かを考えながらコメントすることです。
実際に複雑なスケジュールで投薬されている症例などを経験できたので、良い経験になったと思います。


〇管理(3日間)
医薬品倉庫での実習。
倉庫と言っても、調剤室の在庫は別に管理されているらしく、ここで扱うのは主に病棟在庫。
薬物が期限を過ぎて廃棄されるなど無駄になってしまうことを減らすため、医薬品は極力倉庫などの中央の部署で管理し、
病棟在庫は必要最小限になるよう管理されています。
倉庫では各病棟から要求された医薬品を集め、払い出していました。
また、卸の方からの医薬品の受取と検収や注文を行っているのもこの部署でした。
これまで回ってきた部署の中で一番多く実際の医薬品に触れました。
また添付文書を抜き取っては「へ~こんな薬もあるんだ!」と思ったりしていました。
さらに、この管理部門が手術関連の医薬品も管理している関係で、手術の様子も見学させてもらえました。

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