c_rickさんのブログ
もちろん興味関心や立場などによって違うと思いますが、私なりの意見を述べたいと思います。
実習先の病院では研修制度があって、実習生のほかに大学卒業後の方が研修をされています。
この研修制度はかなり昔からあるものらしく、カリキュラムも練られていて、実際私たちが受けている実習はこの研修の内容をベースにしたものになっています。
そこで、実習生と研修生の対比から、実習の目的について考えてみます。
研修生は病院薬剤師として働くことを目指す方々です。
必ずしもこの病院に就職するわけではないですが、研修終了後は多くの方が病院薬剤師として就職していくようです。
よって、研修の目的は、病院薬剤師としての基本的なスキルを身に付けること、となるかと思います。
一方、実習生の志向は多様です。
就職先として病院だけでなく薬局や薬剤師資格を使わない職業を希望する人も多いでしょう。
そういう人たちにとっては、調剤などのスキルや個々の薬物の知識等を身に付けることは、必ずしも実習の目的として適当ではないでしょう。
例えば、正確な調剤を出来るようになるということは、研修生ならば目的の一つになるでしょうが、実習の目的として相応しいとは限りません。
(但し、実際に患者さんに投与するものを扱う以上、最低限達成すべきレベルというものはあるはずですが。)
「医療行政について考察するために、実習を通して医療現場を知りたい」と言っていた人もいました。
大切なのは、自分は何を目的として実習に臨むのかを各個人が考えることだと思います。
その結果として、正確な調剤などの薬剤師として実際に必要なスキルを身に付けることを目的とするならば、それはそれで良いと思うのです。
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