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調剤薬局

薬歴管理指導(実践編)

投稿者:にっしー 投稿日:17/05/17 13:23 view296view

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さて、導入編では若干、精神論めいたことを書きましたが、実践編では違います。
「なぜ薬歴記載に薬剤師は苦しみ、時間をかけるのか」をテーマに書いてみますw
まず、私が考える、他の薬剤師の薬歴記載の問題点を挙げてみます。
そして、その後に私なりの見解を展開します

1)投薬内容が乏しいのに、良い薬歴を書こうとする
文学作品ではなく、単なる事実記録ですから、内容が乏しければ書けなくて当然です。
「収縮期血圧は140台で変わりなし、副作用らしき自覚症状もなし、継続服用でOK」
こんな記録になりそうな投薬ばかりではないでしょうか?

私はそれで良いと思います。(記載の仕方に工夫は要りますが)
下手にSOAP方式にとらわれると、おかしな薬歴になり、無駄な時間をかけることになります。
SOAPは問題点が抽出されたときに有用な方法で、問題が無い患者さんには使えません。
じゃあ、問題がない患者さんにはどうするか・・・それは「申し送り」です。

今回は重篤な副作用、例えば肝機能障害が無いことを確認した、とするならば、
次回は血液系障害(赤血球・血小板減少など)の有無を確認しよう、
いやいや、相互作用を確認しよう、いっそのこと、腎機能や嚥下機能、生活状況でも確認しよう、
そんな感じで1個でいいので、申し送る習慣をつくります。

次回投薬する薬剤師はそれを確認し、同じように申し送る。コレを繰り返せば、連続性のある
薬歴になります。私が見たところ、そのように出来ている薬局を見たことが一度もありません。
薬剤師会の薬歴研修で役員が公開した薬歴も連続性に欠ける内容でした。

2)薬歴を後で書こうとする
これは結構あるんじゃないでしょうか?医師の多くはカルテ記載をしてから次の診察へ入ります。
薬剤師も薬歴記載が終わってから、次の投薬になぜ移らないのでしょうか?
「患者さんを待たせるのは・・・」「調剤もしないといけないから・・・」などの理由が聞こえてきそうですw

患者さんを待たせないことは大事ですが、私は『無駄に待たせる』のがNGと思っていて、
それなりの意味をもたせれば、納得いただけると思います。
私はほぼ例外なく、薬歴記載が終わってから、次の投薬に入りますが、患者さんからのクレームは
ありません。

たまに、早くしてよ~と聞こえますが、気にしません。
投薬時に一言、「すみません、手が抜けない性格で」と言うようにしたり、
どうしてもの時は薬歴を後回しにすることもしますから。

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