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製薬会社

高齢化と価格低迷そして国産の消滅

投稿者:黒ねこ 投稿日:11/01/14 16:00 view44view

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中国で生産された冷凍餃子に農薬が混入していた事件以来、中国産の野菜がスーパーなどからその姿が減り、勤務先の会社のお客様からも国産のものをという指定をいただくことが多くなった。
しかし、国産ものが供給できる量と価格の話になるとちょっと違った状況になる。

生薬(医薬品)についてならば、中国への依存度は高く、数量ベースではその80%以上を中国から手に入れている。
日本産のみが生薬として流通しているのは、サンショウとモクツウくらい。

古くは、中国,東南アジア各地に輸出されていたオウレンでさえも価格競争により数年を経ず大幅減少。
2005年の時点で、中国産オウレンの輸入量約90トンに対し、国産約770キロ。

1970年以前のオウレンの『日本薬局方』の原植物の規定は、Coptis japonica Makino(日本)だったが、中国産のものを追加して規定され、これ以降は輸入の道が開かれている。

価格は高くても国産オウレンなら当然と受け止められていた時期は、非常に短かった。
薬価制度の問題も原因の1つで、エキス剤の保険適用もあって輸入品が急激に増加していった。

丹波、越前、因州は優秀な黄連の生産地。
因州、越前オウレンは山間部の自然栽培に近く、収穫までに15~20年を要する。
丹波オウレンは畑栽培で、4~5年で収穫していた。

丹波オウレンの生産、数年前の収穫を最後に、栽培農家は姿を消してしまった。
80過ぎた老夫婦、5年後の収穫をめざすには、体力的に無理がある。価格面でも割に合わないとか。

四川地震のあった年、中国産のオウレンがなくなるのではないかと心配したが、オウレンのような高価な薬草はお金になる。
だから、中国政府が補助金を出し、栽培に力を入れた。 結果、あまり問題にはならなかった。

オウレンについては、まだ学生だったころ、丹波オウレンの調製(収穫後の洗浄、乾燥、根焼き)を生薬学の先生方、漢方を専門的に勉強しておられた医師の方といっしょに見学に行った思い出があり、なんとも複雑な思いがする。

 

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