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たかがショウガされどショウガ

投稿者:黒ねこ 投稿日:11/01/18 15:11 view63view

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相変わらずショウガか大流行ですね!

せっかく薬剤師(薬学生)なので、それらしいショウガの知識を整理してみませんか?

日本薬局方に収載されているショウガを基原とする生薬は現在3種、「ショウキョウ」「ショウキョウ末」「カンキョウ」ですね。
まず、局方の定義を確認してみますと、「ショウキョウ」は単に、ショウガの根茎である。と書いてあります。普通にスーパーなどで買える生ショウガも含まれます。薬局、薬店で売られている「ショウキョウ」は、乾燥しょうが(乾生姜)で、かるく湯通しして乾燥させたものや、皮をはぎ縦割りにして石灰をまぶし乾燥させたもの、硫黄くん蒸して乾燥させたものが流通しています。
局方の「カンキョウ」はショウガの根茎を湯通し又は蒸して乾燥したものです。
一方、中国では、ショウガの新鮮な根茎を「生姜」、ショウガ根茎を乾燥したものを「乾姜」として生と乾燥品を区別します。
日本と中国では、違いがあるので、注意する必要があります。
日本の漢方で言う「乾姜」は、内藤尚賢の「古方薬品考」に出てくる日本独自のものです。

さて、前置きが長くなりましたが、成分の変化と作用について
生のしょうがはピリッと辛味がありますね。主にジンゲロールという辛味成分です。
ジンゲロールは、血中に入り抹消血管を広げて血流を良くします。手先、足先がぽかぽかと暖かく感じるようになりますが、同時に発汗して、深部体温は下がってしまいます。
乾燥過程や蒸したりする過程のの熱の影響でジンゲロールがショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールは胃腸壁を刺激し、血流を高め深部体温を上昇させます。(温中散寒という)
ためしてガッテンで紹介されていました。

また、局方に戻りまして、「ショウキョウ」と「カンキョウ」の確認試験を比べてみましょう。
「ショウキョウ」は、6-ギンゲロール(ジンゲロール)、「カンキョウ」は6-ショウガオールを確認しています。
納得していただけたでしょうか?

主に、この作用の違いによって漢方処方も、生のしょうがを使用するもの、乾燥ショウガを使用するもの、乾姜を使用するものの区別がされています。

代用可というものもありますし、生ショウガ、乾燥ショウガ、乾生姜の3つのショウガをどこで線引きをして区別するかという議論になると、混乱が生じている現状もありますが、このように整理していくと現代科学の理論と漢方の世界がつながっていって面白いと思います。

漢方とか薬とかまでいかなくても、おばあちゃんの知恵袋でも、何とかダイエットでも、ちょっと具合の悪いときのほにゃららでもいいと思います。
持てる知識は、どんどん応用しましょう。 自分の為、家族の為、ドラッグストアの売上向上にもなりませんか?

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