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冬の漢方薬

投稿者:黒霧王国 投稿日:11/11/07 21:33 view149view

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  人はどのような原因で病気になるのでしょうか?

 中国医学は外因として気候の変化をあげています。風・寒・暑・湿・燥・火の六つ。これを六邪とか六淫と呼びます。
こうした変化が強く、身体の正気が弱いとき人は病気になるのです。六邪は目には見えないもの。温度差や湿度だけではなく花粉やウイルス、紫外線なども含まれるでしょう。

 冬は、寒邪が発生します。中国人は自然界の変化と人間の身体の病気の状態を関連つけました。冬は寒く川の水も凍ることから、身体の陽気を消耗させ冷やす、「凝滞」「収引」という性質があると考えました。だから寒邪が人体を襲うと気血の流れも凝滞し、身体は冷え、足や指先の血行が悪くなるだろう。

 これを治すには寒邪を身体から追い出し、元通りの気血の流れにする必要がある。

 当帰四逆加呉朱萸生姜湯の四逆とは「四肢が冷える」ことを言いますが、そのうちの細辛、呉朱萸と生姜には身体から寒邪を追い出す(散寒)作用があります。冬になると手先が冷え、足に霜焼けができる人は素体的に血液不足が多く、そこに寒邪がつけ込みます。当帰で血液を増やし、細辛、呉朱萸、生姜で気血の流れを悪くしている寒邪を取り除くのです。

 冬は心筋梗塞が多い季節ですが、考えは同じ。寒い北風が胸をアタックしてして気血の流れを凝滞させ絞めつけられるられるような痛みがでます。だから心臓疾患のある人は冬は胸に冷気が直接当たらないようにコートでガードするべきです。

 寒邪を散らすのが当帰四逆~でもいいでしょうし、僕は麻黄附子細辛湯+人参湯を使います。麻黄附子細辛湯は寒邪を散らす作用があります。特に附子には温める効果もあります。人参湯の中の乾姜(乾燥したショウガ)もそうです。
 同じ理屈で冷えによる神経痛にも応用ができます。

 カゼの初期に使う麻黄湯や葛根湯は辛温解表剤に分類され、味は辛です。辛い味は邪を発散させる作用があります。

 忘年会のシーズン。寒い北風にあたり胸が痛くなったら、日本酒の熱燗、焼酎お湯割りを飲んでください。辛口のお酒を温めて飲むことで、漢方薬と同じような効果がでます。けっして冷たいビールや水割りは飲まないでね。

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