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花見

投稿者:黒霧王国 投稿日:12/04/10 21:05 view121view

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 桜は漢方薬の原料になるでしょうか?

 中国では使っていません。でもさすがは日本。日本ではヤマザクラの樹皮(桜皮)を解毒の目的で使っています。

 ここで言う「毒」というのはみなさんが考える「毒」とは違います。「熱」の状態が極まった状態をさします。発熱して咽喉が赤く腫れて痛いのも熱が極まった状態ですから清熱解毒剤を使います。

 桜皮の処方されているのは「十味敗毒湯」、江戸時代の外科医、華岡青州の処方です。ただこの処方自体、中国の荊防敗毒散を変えたものですから、中国が日本だってパクッたて言ってこないか心配です。

 華岡青州と言えば、有吉佐和子の小説「華岡青州の妻」で有名になりましたが、世界で初めて乳がんの手術に自分が考案した麻酔剤「通仙散」(チョウセンアサガオ、トリカブト・・・)を使って成功しました。(1804年)これは記録が残っています。中国の華陀の「麻沸散」は三国志の中にでてきますが、処方内容も記録も残ってはいません。

 世界で初めて全身麻酔で乳がんの摘出手術をしたのは日本の外科医なんですね。手術記録では乳がんだけで153例だそうです。

 華岡は他に「中黄膏」、「紫雲膏」も作りました。いずれも私達がよく使っている軟膏です。名前くらいは聞いた事がありますか?

 ちなみにK社の十味敗毒湯には桜皮がはいってますが、T社のものには入っていません。「撲樕ボクソク」が入っています。同じ名前でも処方内容が異なることがありますから注意が必要です。

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