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抗凝固薬の選択ができる時代になりました。

投稿者:クルル 投稿日:12/06/30 07:12 view1141view

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紫陽花もきれいな季節
皆様いかがお過ごしでしょうか?

ワーファリンから切り替えでブルーレター付いてイメージの悪かった
(サッカーでいえばイエローカード?)
プラザキサも、長期可能でだいぶ使われつつある今日この頃
イグザレルトはまだ卸から頼まれてとってみたものの
返品できるように大切に保管中^^;(これ100錠1箱8万って。。汗)
まだ1年は14日制限ですが、これは皆さんも期待
できる日本人向け用量設定の薬と思います

さて、脳卒中の7割は脳梗塞で
特に今、話題の新薬の適応のある
心原性脳血栓症は予後不良であり
発症3時間以内に魔法の薬である
血栓溶解療法を開始しないと
ノックアウトタイプの重い後遺症が残ります
しかし、t‐PA静注療法実施率は
たった3.6%!(2009年脳卒中データバンク)
と少なく、実際には発症して
2時間以内に病院に到着しないと
間に合わないのも要因としてあり
(検査や家族へ説明・同意書など1時間かかるため)
これには、早期に自覚症状など家族・本人の教育と
救急隊員の迅速な判断も要求されるため
これも地域ぐるみでの連携がカギとなる
なので⇒予防が重要!

しかし、現状は心房細動合併者が脳梗塞発症前に服薬していた抗血栓薬の
内訳などみると、特に非弁膜症心房細動患者で抗凝固薬服用者は20%未満
というデータもあり(脳卒中データバンク2009)
(なかなか、医師の方でもワーファリンは使いにくかった?)
実際どうなのかわかりませんが、、、
また、この上記患者群には、抗血小板薬(低用量アスピリンなど)は
有用性は認められてないようです

皆様ご存知のように、ワーファリンの問題点として
・治療域が狭く70歳以上:INR1.6-2.6、70歳未満:INR2.0-3.0
・INRの頻回モニター
・個人差が大きい投与量設定
・CYP2C9、VKORC1の酵素活性から影響
・食事の影響(ex野菜を主にとっていて安定している方が風邪で食事とれないときの血中濃度上昇)
・薬剤効果が得られるまでの時間がかかる
・飲み忘れのときはメリットとなるが、中止後も薬剤効果がなくなるのに時間がかかる
などあげられますが
これまで抗凝固薬はワーファリン1択しかなかったわけで
外来で複数選択できるようになり、医師も困っていた
INRがコントロールできない患者さんなどへ
これらの新薬を使っていくメリットはあるわけで
(欧米ではワーファリンの管理を薬剤師が行っていますし)
これからも薬剤師がしっかり抗凝固薬を使えるよう
サポートする必要性があると思います。
そのために、メリットとリスクをしっかり説明
することが処方を受ける薬剤師の使命でしょう


(医師へのイグザレルト質問コーナーなどから余談)
・医師がワーファリンで怖いと考えているのは「出血」。
・心房細動患者へ抗凝固薬+抗血小板薬は併用せず、抗凝固薬の単剤が基本(ステント入っている場合などは除く)
イグザレルト10mg間違って2個飲んだ?>欧米では20mg(日本人15mg)なので(大丈夫らしいが)安静にとのこと
ただ、15mg*2個飲んだ時は、半日安静に努めること指示。注意点としてはパンフレットにあること+血圧が上がらないようにとのこと。大出血のリスクがあるので、ただその時点で病院へ来いとは思っていないニュアンス(ただ対処は病院で十分できるとのこと)半減期過ぎるまでひたすら自宅で安静に^^^ということで。服用後の2-3時間のピークあたりが要注意だろうけど。万が一問い合わせきたらあわてそうだ。一度、薬剤師だけで判断せず出血リスクに備えて病院へは一報入れておくべきだろうけど。
・クレチニンクリアランス(ml/min)の用量設定で、イグザレルトは49-30>10mg、29-15は慎重に検討10mgとあるがある医師はクレチニン30を目安と考え、(体重1kgの変動でかなりずれるので)基本40以上に投与を考えているとのこと。(ここで認識しておくことは、クレチニンクリアランス(ml/min)は日々変動しやすいこと)
プラザキサの件もあり慎重にですね。

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