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医療用/一般用医薬品の違い

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8.ケラチナミン|調剤薬局編|医療用/一般用医薬品の違い

8.ケラチナミン|調剤薬局編|医療用/一般用医薬品の違い

2009年12月28日 (月) 00時00分配信 投稿日:09/12/28 00:00 icon_view 696view

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■ケラチナミン(調剤薬局編)



薬剤師さん、あなたは知ってますか。ケラチナミンとケラチナミン

肌寒い季節になると、1日何回も目にすることになる「ケラチナミン」のテレビコマ―シャル。
尿素の存在を広く知らせてくれた商品ともいえますが、もし、こんな患者さん・お客さんがいらっしゃったら、どうします?

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表1.ケラチナミン比較表

■事例1.高齢者の乾燥肌にケラチナミンコーワ軟膏20%が処方された



状況:(患者さん)
ケラチナミンって、コマーシャルしているケラチナミン?やっぱりお医者さんでもらうもののほうが効くの?同じなら、店で買ってもいいんだけど。

考えること・思うこと:
確かにコマーシャルしているけど・・・。医療用は20%。一般用はそれより少ないんじゃないかな

対応のヒント:
一般用医薬品のケラチナミンは6種類。1種類を除き、すべて尿素20%配合。ケラチナミンコーワ尿素20%配合クリームは、尿素の濃度だけでなく、使用されている添加物の種類も医療用と同じ。

医療用医薬品だから、配合量が多くて作用が強い、一般用医薬品だから、配合量は少なくて作用はおだやか・・・とは言い切れないケースも増えている。

医療用医薬品のケラチナミンと一般用医薬品のケラチナミン。製剤としては同じであるが、専門医の診察を受け、正しく診断してもらうことも大切。症状があまりひどくないようであれば一般用医薬品で対応することがすすめられるが、改善がみられないとき、良くなったり悪くなったりを繰り返すとき、患部が広範囲に及ぶようになってきたときなどは受診するように、合わせて伝えたい。

■事例2.ケラチナミンコーワ軟膏20% 25gが3本処方されている



状況:(患者さん)
背中に使うんだけど、これってだいたい何日分?

考えること・思うこと:
何日分って聞かれても。からだの大きさには個人差があるし、そんなの答えようがないんだけど。

対応のヒント:
最近、広く知られるようになってきた1FTU。一般に「1FTU=約0.5g」といわれるが、実際にチューブから出してみると、5gチューブでは0.3g前後になるものが多かった。しかし、20~25gチューブでは、「1FTU=約0.5g」を目安としてよいと思われた。

1FTUは手のひら2枚分を塗るのに適当とされる量で、背中は7FTUに相当するといわれることから、1回に必要な量は約3.5g。1日2回塗るとすると、1日の使用量は7g前後。25gチューブ1本は、4日半くらいで使うことになると考えることができる。

もちろん、体格にも、チューブからの出し方にも、個人差があるため、いちがいは言えないが、1~2日でなくなった場合は使い過ぎ、1週間も10日ももった場合は使う量が少なすぎ・・・など、使用量や使用ペースを知る手掛かりとなるだろう。

「適量を塗布」の適量は、(悪い意味での)適当な量ではなく、適切な量という意味のはずだが、「適量」から抱くイメージも、人によってさまざまである。1FTUの考え方なども紹介しながら、より具体的なアドバイスを心がけたい。

■事例3.コンビニでも売ってますよね



状況:(患者さん)
ケラチナミンって、最近、コンビニでも売ってますよね?

考えること・思うこと:
ドラッグストアじゃなくてコンビニで?薬なのに?薬事法が変わったから?

対応のヒント:
今年6月の薬事法改正に伴い、薬剤師がいなくても、登録販売者がいれば、第2・第3類に分類される一般用医薬品を販売できるようになった。それによってコンビニや家電量販店などでも、医薬品を扱うところが出始めている。尿素配合の一般用医薬品は、すべて第3類医薬品。登録販売者が勤務しているコンビニであれば、販売していてもおかしくないということになる。

ただし、ケラチナミンの場合は、医薬部外品の商品も存在する。医薬部外品を販売する際、医薬品のような販売の許可を受ける必要はなく、一般の小売店でも取り扱うことができる。

医薬部外品とは(薬事法第2条第2項)
次の各号に掲げることを目的とされており、かつ人体に対する作用が緩和な物であって器具器械でないもの及びこれらに準ずる物で厚生労働省の指定するものをいう(ただし、医薬品としての用途に使用されることもあわせて目的とされている物を除く)。

・吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止
・あせも、ただれ等の防止
・脱毛の防止、育毛又は徐毛
・人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみ等の駆除又は防止

「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」を受け、「医学・薬学等の専門家によって『安全上特に問題がないもの』として選定された一般用医薬品を医薬部外品に移行させることにより、一般小売店での販売を可能とする」動きが進んでおり、医薬部外品に移行する商品も増えている。

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著者:堀美智子

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