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医療用/一般用医薬品の違い

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4.ガスター|調剤薬局編|医療用/一般用医薬品の違い

4.ガスター|調剤薬局編|医療用/一般用医薬品の違い

2009年08月31日 (月) 10時30分配信 投稿日:09/08/31 10:30 icon_view 554view

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■ガスター(調剤薬局編)



"H2ブロッカーの定番"となっている「ガスター」
テレビのコマーシャルを目にしない日はないくらいですが、一般用医薬品の添付文書、読んだことがありますか。

「私は、調剤専門だから」と安心してはいられません。
もし、こんな患者さん・お客さんがいらっしゃったら、どうします?

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表1.ガスター比較表


■事例1. 慢性胃炎のため、長いことガスター錠10mgが処方



状況:
(患者さん)
先月で80歳になったんですけど、のんでいてもいいんでしょうか。

考えること・思うこと:
なんでそんなことを言うんだろう。なんで80歳?何か、聞いたのかな。患者さんにきいてみようか・・・。

対応のヒント:
ガスターをはじめとするH2ブロッカーの一般用医薬品は、「80歳以上の高齢者は服用しないこと」とされている。その理由としては、高齢者では、生理機能の低下から薬物の代謝や排泄機能の低下がみられ、作用が強く出るおそれがあること、無酸症・低酸症などの可能性も少なくないこと、治療中の疾患や服用中の薬剤がある人が多いことなどが考えられる。
しかし、「薬理作用や副作用の観点から服用してはいけない」ということではなく、「80歳以上の高齢者の場合は、一般用医薬品で対応するのではなく、医療機関での受診を勧めることが望ましい」という意味合いと理解してよいだろう。

「なにか心配なことでもおありですか」(患者がどういう思いから質問をしているのか、その理由を確認する)

「ガスターの広告に、『80歳以上はのまないこと』と書いてあったので・・・」との答え

「そうでしたか。市販されているガスターには確かにそう書いてあるんですが、80歳以上の人がのむと、からだに害があるというわけではなくて、高齢の方で、胃が痛くて、ガスターが必要になるほどのときは、お医者さんに診てもらってほしいという意味なんですよ。ですから、○○さんの場合は、先生が診察をしてガスターを出されているのですから、今まで通り、安心しておのみ下さい。
ただ、体調は常に変化しますから、体調が変だなぁと感じたら、早めにお知らせいただけますか」


■事例2. 胃炎でガスター10mgを1日2回服用



状況:
病院に行く時間がなかったので、2日だけ薬局でガスターを買ってのんだんだよね。
売ってる薬は病院の薬より弱いって聞くから、1回に2錠ずつ、のんだんだけど。

考えること・思うこと:
OTC薬のガスターって何mg?CMで「ガスター10」って言ってるから、1錠10mgでしょ。
もしかして倍量のんじゃった?

対応のヒント:
一般用医薬品のガスターの場合、異なる剤形の商品が4種類発売されているが、いずれも1回服用量中にファモチジン10mgを含有。20mgの一般用医薬品はないが、10mgは医療用医薬品としても使用される量であり、「量が少ない」「病院の薬より弱い」ということにはならないが、そう思っている人は少なくない。

「一般用医薬品のガスターには、1錠中にファモチジンという成分が10mg入っています。○○さんがいつもおのみのガスターも1錠に10mgで、まったく同じ。2錠ずつということは、いつもの倍の量、のまれてしまったことになるんです。幸い、副作用などはなかったようですが・・・。
最近は、症状も安定されているようなのでお忙しいときなどに、一般用医薬品で対応されるのは悪いことではないのですが、服用する前に、私たちでも、ドラッグストアの薬剤師でもいいですから、必ず相談するようにして下さいね。お薬手帳、お持ちですよね?それは、一般用医薬品を買うときにもドラッグストアで出すようにして下さい。お薬を選ぶための大切な情報ですし、相互作用や同じ作用をもつ薬の重複などもチェックできるので、安心ですよ」


■事例3. 初めてのガスター処方



状況:(患者さん)
「胃の具合がお悪かったのでしょうか」と聞くと、患者さんは「えっ?いえ・・・」と戸惑ったような表情に

考えること・思うこと:
あ、胃炎じゃないんだ。処方医は皮膚科の先生だから、蕁麻疹?

対応のヒント:
抗ヒスタミン薬(H1 ブロッカー)に反応しない慢性蕁麻疹、難治性蕁麻疹に対して H2 ブロッカーが使われることがある。H2受容体は主に胃の分泌細胞に存在するが、ヒトの皮膚にも存在することが知られ、H1ブロッカーにあまり反応しない蕁麻疹に対して、H2ブロッカーが有効なケースがあることが報告されている。

「このお薬は胃炎や胃潰瘍などによく使われるお薬なので、あんなふうにお聞きしてしまいました。
ちょっと不安な気持ちにさせてしまって、申しわけありません。でも、なかなか治らない蕁麻疹の方に使って効果があることも知られていますので、安心しておのみ下さい」

◆参考
・医療用医薬品の「ガスター」⇒アステラス
・一般用医薬品の「ガスター10」⇒第一三共ヘルスケア
・消化性潰瘍⇒EBMに基づく胃潰瘍診療ガイドライン
・逆流性食道炎⇒ご存知ですか?逆流性食道炎(エーザイ、一般向け)

著者:堀美智子

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