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医療用/一般用医薬品の違い

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1.オイラックス|ドラッグストア編|医療用/一般用医薬品の違い

1.オイラックス|ドラッグストア編|医療用/一般用医薬品の違い

2009年06月05日 (金) 18時09分配信 投稿日:09/06/05 18:09 icon_view 338view

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■この記事について



医療用医薬品でも一般用医薬品でも、よく知られている「オイラックス」
こんなに多くの種類があること、ご存知でしたか(表1)。それぞれの違いはわかります?

「私は、調剤専門だから」「私は、OTC薬 販売専門だから」と安心してはいられません。
もし、こんな患者さん・お客さんがいらっしゃったら、どうされますか?

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表1.オイラックス比較表


■事例1.疥癬



状況:
疥癬にオイラックスが効くってネットで見たんだけど、この「オイラックスA」でいいのかな。介護の仕事をしているので、ちょっと心配で。

考えること・思うこと:
カイセン?クロタミトンがいいんだっけ?ステロイド剤が入ってるけど、いいんだっけ・・・?

対応のヒント:
疥癬はヒゼンダニが皮膚に寄生して起こる皮膚疾患。強いかゆみ(特に夜中に強くなる)、赤い発疹、疥癬トンネルと呼ばれる細長い皮疹などが特徴的な症状として知られる。 治療としては、クロタミトン軟膏やイオウ軟膏の外用、駆虫薬(イベルメクチン)やかゆみを抑えるための抗ヒスタミン薬の内服など。ステロイド剤は症状を悪化させるおそ れがあり、使用しないこととされている。

一般用医薬品の「オイラックス」の多くはステロイド剤配合のため、疥癬への使用は不適。「オイラックスソフト」はステロイド剤を含まないが、正しい診断・治療のために も、まずは受診を。

「確かに、オイラックスに含まれるクロタミトンという成分が疥癬によいといわれています。でも、オイラックスAにはステロイド剤も配合されていて、症状を悪化させてし まうことがあるので、疥癬には使えないんです。疥癬の心配がおありですか。疥癬に似た湿疹もありますし、もし疥癬なら、お薬を使うだけでなく、予防対策なども必要になります。早めに皮膚科を受診されたほうがいいで すよ」。


■事例2.ステロイド剤を避けたい



状況:(お客さん):

(虫刺されに、オイラックスAをすすめたところ)
これ、ステロイド剤、入ってる?ステロイド剤、使いたくないんだけど。

考えること・思うこと:

あーまた言われちゃった。ステロイド剤に偏見を持ってる人って、多いよねぇ。

対応のヒント:

ステロイド剤、というだけで「怖い」「使いたくない」と反応する人は多い。過去に、ステロイド剤で副作用などの経験があるというケースもあるが、断片的な知識や偏った情報が原因で嫌悪感を示している人も少なくない。 使いたくない理由を確認して、正しい情報を伝えていく日々の努力も大切。
 
「ステロイド剤を大量に、長期間、自己判断で使ってしまったりすると、いろいろな副作用のおそれがあるのですが、必要なときに、数日間だけ使うのであればそれほど心配はないんですよ。今日は、虫に刺されたところが赤くはれていて、かゆみも強いようなので、ステロイド剤配合のものをおすすめしました。かゆみがひどいままにしておくて掻き壊して、化膿させてしまうこともあるので・・・」


■事例3.オイラックスの違いを聞かれたら



状況:

オイラックスA、オイラックスデキサ、オイラックスPZ、どう違うの?

考えること・思うこと:

どれもクロタミトンとステロイド剤が入っている。違いって言われても・・・。

対応のヒント

3商品は、配合されているステロイド剤の種類が異なる。「A」:ヒドロコルチゾン酢酸エステル(weak)、「デキサ」はデキサメタゾン酢酸エステル(medium) 、「PZ」はプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(medium、アンテドラッグ)

「いずれもかゆみ止めの成分とステロイド剤が入っていて、ものすごく大きな差があるというわけではないのですが、オイラックスデキサとオイラックスPZには、オイ ラックスAよりも少し強めのステロイド剤が配合されています。特にオイラックスPZに使われている成分は、アンテドラッグと呼ばれるもので、皮膚の表面付近で作用を発揮したあとは速やかに分解される性質をもっていて、『よく効い て、副作用も起こりにくい』といわれています。でも、何でも強い薬を使う必要はなく、症状により適したものを使っていただきたいのですが、今日は、どんな具合ですか」


◆参考
・医療用医薬品の「オイラックス」 ノバルティスファーマ
・一般用医薬品の「オイラックス」 第一三共ヘルスケア

<皮膚疾患全般>
・日本皮膚科学会 皮膚科Q&A

<蕁麻疹>
重篤副作用疾患別対応マニュアル(非ステロイド性抗炎症薬による蕁麻疹/血管浮腫)(PDF)


著者:堀美智子

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