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35.業績

35.業績

2013年01月10日 (木) 09時00分配信 投稿日:13/01/10 09:00 icon_view 361view

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先日、ある先生と、こんな話をしました。
「仕事をしていて「希望とは反する職場に回された」と腐っていたり、「自分は毎日こんなに忙しく仕事をしているのに待遇が悪い」と文句を言う人がいるが、これでは誰も評価しない。評価は周りがするものであって、決して自分自身による評価ではない。与えられた場が自分の意に反しても、そこで何らかの改善や効率化を果たしたという実績を作って初めて評価の対象となるもので、単にそこに行って通常の仕事をこなしたからといって、それだけでは評価にはつながらない。」

う~ん、厳しいけれども真をついています。時々、転職の相談を受けますが、一定の年齢を過ぎてからの転職の場合、「で、今までどんなことをやってきたの?」と聞いた時に、「管理薬剤師として薬局の管理運営をしてきました」と答えられても、「そうじゃなくて、自分でこんな企画とか改善とか、通常業務の他に何かやらなかった?」と返すと、多くの人が「……」。となってしまいます。

私自身、ある時に業績書を書くことになりました。いざ書こうとすると何を書いていいのか。果たして自分がやってきたことは何だったのか、ペンを持ったまま、はたと動きが止まってしまいました。いざという、その時にどれだけのことが書けるか。結果的に整理してみると、極楽とんぼの姿勢ではなく、腐らずにコツコツと積み上げて来たものがいつの間にか実績となっているということだと思います。例えば、みんなが嫌だと思ったり避けたりしている仕事は、そのまま放置され、延々と同じ嫌なことが続くものです。しかしそれに対して敢えて避けずに取組み、嫌だからこそ、それが再び起きないための方策を練って、少しずつでもいいから工夫して変えていく事の積み重ねが、後になってみると、予想外に大きな効果につながっているものです。嫌なことを如何にして肥やしにして利用するか。どうせ苦労するなら、それを踏み台にして何とかしようという気持ちを持つことで、いつの間にか、その専門性が高くなり、それなりの実績として語れるようになっていくもので、それが業績として書き出せる内容になっています。

とかく仕事をしていると、報われないとか、出口の見えないトンネルのような気がして滅入ってしまいますが、そこで腐ってしまうのか、何とか活路を見出すのかの発想の違いは、大きな分かれ道です。華々しい実績を作るのは、それは難しいかも知れません。しかし、小さいながらも堅実な実績は、誰でもつくることができます。

節目を迎えたこの時期、自分なりにどれだけ業績を書き出せるか、振り返る時間を作ってみてはいかがでしょうか。

著者:菅野敦之

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