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41.OTC医薬品の販売(2)

41.OTC医薬品の販売(2)

2013年07月04日 (木) 09時00分配信 投稿日:13/07/04 09:00 icon_view 407view

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インターネット販売の規制緩和に伴い、OTC医薬品のリスク分類の考え方においても薬剤師の存在意義が薄れてしまった感が否めません。実務実習を終えたばかりの学生は、どの様に思っているのか声を聴いたところ、多くの学生からは「現場の薬剤師対応の画一性」「OTCをいい加減に扱っている店の存在」が指摘され、結論的には『現場の薬剤師が適切な情報提供と機能を高めれば、ネット販売を超える優位性は高い』との話に落ち着きました。これから社会に飛び立つ学生が、現在の政策方針によってモチベーションの低下を起こしてはいないかという心配も、幸いな事に取り越し苦労に終わりました。

それにしても学生たちの、ある意味では向こう見ずですが、時代の変化を抗うことなく受け入れ、現状でやれるだけの変化・対応をしようという姿勢は、私たちも見習う必要があると思います。多くの業種・業態・企業も時代の変化に合わせて自ら柔軟な変化を厭わなかったものが生き残り、硬直的な生業を堅持しようとしたものの多くが淘汰されて来ました。特に規制に護られて安穏としてきた業種の多くは、それなりの大手術はありましたが体質改善を果たし、現在も存続しています。私たちの業界も、護られてきた規制の緩和に対応するべき順番が回ってきたと言えなくもありません。当然ながら、真摯な姿勢で常に全身全霊を傾けて来た方々にとっては、とんだ迷惑であるとも言えますが、業界の肥大化の中で社会から疑問視される態様が目立ち始めてしまった結果であることは確かでしょう。

経営には効率化が必要です。しかしながら多職種に比べて、効率化の中にも一定の非効率を容認しなければならないのが医療を始めとするヒューマンケアサービスではないでしょうか。効率を重視するあまり、マニュアル化されて紋切型の対応・説明になったり、個人の裁量部分が極めて少なくモチベーションが低下したりするなどした結果が、今回の裁定を招いたものと言えます。何にでも言えますが、変化が必要となるのは、全体が悪いと言われる遥か前、全体の数%に問題が広がった段階で、対処を求める声が顕在化します。現在がまさにそのタイミングで、良い方向に道が開ける手前の段階に入ったと解釈するべき時だと思います。この機会に薬局利用者の真のニーズに本気で応える仕事を果たすかどうか、他力本願ではなく、一人一人が真剣に考えなければなりません。レッドカードを出される訳には、いきませんから。

著者:菅野敦之

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