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45.医師不足

45.医師不足

2013年11月14日 (木) 09時00分配信 投稿日:13/11/14 09:00 icon_view 270view

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医師不足の解消に、医学部新設検討の話が出ています。少子高齢化に伴い人口が減少する中、逆行している気がしているのは私だけでしょうか。

医師不足と言われる原因の一つにコンビニ受診が指摘されています。夜中の2時過ぎに微熱の子供を救急受診に連れてきた親に、微熱なら大丈夫なので明朝の診察時間に来る様に話すと、「ディズニーランドに行きたいから今!」という返事を返された例があるそうです。夜勤とは言え夜中に、この程度の事で起こされたのでは堪ったものではありません。この他にも仕事が忙しくて夜間しか受診出来ないなどという理由によるものも少なくなく、対応する医師の疲弊が深刻になっています。

そこで、夜9時過ぎまでが夜間救急受診数の半数近くを占めると言われている事や、コンビニ受診の増加という状況を考えると、ここに薬剤師が取り組むべき課題が見えて来るのではないでしょうか。以前、地域病院の救急医に、発熱や軽度の痛みなどは最初に薬局でOTCを検討して、OTCの範囲外と思われる患者に受診勧奨をしたら医師の負担はどう変わるか? と尋ねたところ、「軽症の救急患者が、これ以上増えずにすめば現有スタッフでも増員せずにすむので、とても助かる」という声を聴くことが出来ました。

既に現在の薬学部生はバイタルチェックの手技を学んでいます。本来の軽医療部分をしっかりと担う事が出来れば、医師不足解消に貢献することになり得るだけでなく、薬剤師の役割が相当明確になると思います。9時から6時の時間帯しか対応しないままで信頼を確保するのは既に限界です。医師たちは一年を通して24時間の診療体制を確保しています。薬局、薬剤師も24時間とまではいかなくても、夜間・準夜間の軽医療体制を確保していくべき時期に来ていると思います。

おりしもインターネット販売が価格訴求もしながら展開を始めています。薬局業界として、この価格訴求に対して不毛な競争をするのは余りにも能が無くお粗末です。インターネット販売は確かに便利ですが、一番重要なのは、薬が必要な時に安心して、しかもすぐに入手出来るという事実です。

現在の状況を客観的に考えれば薬局薬剤師が進むべき方向は見えていますし、行政からも様々なヒントが出されています。もちろん現在のままで安泰ならば、それに越したことはありませんが、そうではなくなりつつある中、とにかく動かなければ良い変化にはつながることはありません。

この記事について/著者:菅野敦之

著者:菅野敦之

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