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『世塵・風塵』50.調剤報酬改定を、どうとらえるか

『世塵・風塵』50.調剤報酬改定を、どうとらえるか

2014年04月08日 (火) 08時00分配信 投稿日:14/04/08 08:00 icon_view 811view

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今年の調剤報酬改定は、保険薬局について厳しいものだという印象を持つ人は少なくないと思います。でも、実際のところ、やっぱり来てしまったかと思っている人も少なくないのではないでしょうか。

医薬分業政策が始まった時から、ずっと一貫して厚生労働省は面分業をあるべき姿として唱えて来ました。今回突然、大きく方針変更をした訳では決してありません。今までの改定でも緩やかに面分業への誘導を図って自助努力を促し、医療における役割を求めて来たにも関わらず利益主義ばかりが目立ち、もはや院内処方と変わらない際どい立地の薬局展開にまで及んだ状況に業を煮やした結果が今回の改定の図式であると考えると、基準調剤加算の要件変更も合点がいきます。

保険薬局が医療提供施設として仲間入りしてから、保険薬局が医療の場で何をして来たかが、あらゆる面で問われていますが、厚労省は平成14年度予算事業の中で、長崎県では一昨年度、保健師や看護師、管理栄養士による重複・頻回投薬や多受診患者への訪問指導の結果、1億5600万円の医療費抑制効果があったとの推計を公表しました。まさに漁夫の利で薬剤師は完全に出し抜かれた感があります。本来は薬剤師が貢献しているべき業務から他に目をそらし、もたついている間に、保険点数フィーもない他の医療従事者に実績を先取りされてしまいました。

今回の改定は、内容を真摯に受け止め、薬局薬剤師が本当に果たすべき業務に向けて本気で邁進するか、そこまでの気持ちが無く退場するか、の選択を突きつけられたものであると解釈できます。薬局薬剤師として医療の場で様々な役割を拡げる好機ととらえて新たなフィーを獲得する取組みをしたり、業態を変化させ国民の支持を高める努力をするのか、はたまた十年一日の如く人員削減と待遇見直しという旧態依然の応急処置で風向きが変わるのを待つか。どの様に取り組んで経験を積み上げるかが、将来に向けての大きな分岐点になるのは間違いありません。OTC医薬品の扱いも薬局・薬剤師の取組みに、あまりにも大きな落差があったがために専権事項ではなくなってしまったことからも分かると思います。薬局経営者の本当の実力が、はっきりと見えて来ますが、薬剤師一人一人も、露と消えてしまわない様に自分が果たすべき役割について、しっかりと考え備えておく必要があります。

この記事について/著者:菅野敦之

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