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53.おくすり手帳

53.おくすり手帳

2014年07月25日 (金) 07時00分配信 投稿日:14/07/25 07:00 icon_view 642view

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著者:菅野敦之

お薬手帳をめぐって薬剤服用歴管理指導料に7点の差が付くようになりました。3月頃には手帳対策で、紙を二つ折りにした『簡易お薬手帳』が物議を醸し、大ひんしゅくを買いました。シールを渡しただけでの算定が出来なくなることに対する対応策として、最近になって、ややページ数が増えて数ページほどの手帳が引っ張りだこという話は残念を通り越して情けない話だと思いませんか?

調剤報酬の改定のマイナスを最小化するとはいえ、これが果たして一般の利用者に理解が得られるかは考えるまでもなく、薬局に勤務する薬剤師の皆さんも、ほとんどの方が内心は疑問を感じていることでしょう。おそらくこの様な手帳を受け取った患者は「???!」という違和感の後、調剤報酬改定の内容を知った途端に、「そうまでして金をとりたいのか!」と薬局・薬剤師に対する不信感と猜疑心を抱くことになるという事まで考えが及ばないのでしょうか?目先の収益を追いかけて失う信頼の大きさは計り知れません。これが『貧(ひん)すれば貪(どん)する』という事なのか…。

本来はお薬手帳の有用性を高める立場であるにも関わらず、逆にお薬手帳の不要性を喧伝しようとしているのが、今の状態です。薬局・薬剤師の今後を考えれば、就職や転職の相談を受けた時には「ペラペラのお薬手帳を使っているような所への就職はするな」と言わざるを得ません。

そもそもお薬手帳が点数化された時から、プリンターで印字したタックシールを渡すだけでいいの?という声がありました。本来は、そのシールを貼った上に、薬剤師が患者に対し注意点や強調したいコメントを敢えて添え書きすることで薬局薬剤師同士のコメント合戦に発展し、結果的に全体のレベルが向上して患者への大きな利益還元を果たすのが健全な在り方だと思います。

何とか行政や医療界から疑問視される状況から脱するための、業界の自浄作用が働かないものでしょうか。目先の利益ばかり追求するあまり、総体としての調和を無視し、中長期を見据えずになりふり構わず暴走する彼(か)の国と同一視されない様に、何とかならないものでしょうか。


この記事について/著者:菅野敦之

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