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59.薬局医薬品の取扱い

59.薬局医薬品の取扱い

2015年01月13日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/01/13 07:00 icon_view 442view

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著者:菅野敦之

薬局医薬品の取扱が変更になったことが、思いの外知られていない気配なので一応。

今頃の時期、業務の忙しさの中で多少の風邪などの不調の場合には、受診する時間も惜しいと思うことがあります。従来、薬局医薬品は

『薬局医薬品を使用しようとする者以外の者に対して、正当な理由なく、薬局医薬品を販売し、又は授与してはならない。ただし、薬剤師、薬局開設者、医薬品の販売業者、製造業者若しくは販売業者、医師、歯科医師若しくは獣医師又は病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者(以下「薬剤師等」という。)に販売し、又は授与するときは、この限りではない。』

とされていましたが、今年の6月に施行された薬事法の改正では次のようになりました(平成26年3月18日 薬食発0318号第4号)。

『薬局医薬品のうち、処方箋医薬品については、薬剤師、薬局開設者、医薬品の製造販売業者、製造業者若しくは販売業者、医師、歯科医師若しくは獣医師又は病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者が業務の用に供する目的で当該処方箋医薬品を購入し、又は譲り受けようとする場合に販売する場合を除き、新法第49条第1項の規定に基づき、医師等からの処方箋の交付を受けた者以外の者に対して、正当な理由なく、販売を行ってはならない。』

『処方箋医薬品以外の医療用医薬品についても、効能・効果、用法・用量・使用上の注意等が医師、薬剤師などの専門家が判断・理解できる記載となっているなど医療において用いられることを前提としており、1.(2)に掲げる場合を除き、薬局においては、処方箋に基づく薬剤の交付が原則である。』

さらに、

『薬局医薬品については、薬剤師等が業務の用に供する目的で当該薬局医薬品を購入し、又は譲り受けようとする場合に販売する場合を除き、新法第36条の3第2項の規定に基づき、薬局医薬品を使用しようとする者以外の者に対して、正当な理由なく、販売を行ってはならない。』

という文言も加えられています。以前のルールに比べ、規制強化の方向になった訳ですが、皆さんはどの様に捉えますか? そんなこと言ったって現実的でない? どうせ分かりゃしない? でも、これには罰則が設けられています。どんな罰則かは興味のある人は調べてみて欲しいと思います。

しかし、少なくともこの様な法令規則の運用を、勝手な都合の良い解釈で統一感なく扱ってしまうことが、結果的に信頼を失うことを肝に銘じなければいけません。オカシイと思うならば、陰で無視するのではなく、堂々と声を出さなければなりません。また、大学で法令規則を学んだ学生が実務実習でその運用を見た時、どの様に感じるか。様々な場面で学生は素朴なギモンを持ちます。その学生たちが将来どの様な進路を目指そうと考えるか。これから世に出る学生が、一点の曇りもなく、薬剤師を目指す気になれる環境を目指していきたいものです。


この記事について/著者:菅野敦之

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