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61.就職活動

61.就職活動

2015年03月04日 (水) 07時00分配信 投稿日:15/03/04 07:00 icon_view 285view

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著者:菅野敦之

当然のことですが、就職活動に際して初任給は気になるところです。会社によってバラツキがあって様々です。基準が分からず、果たしてどの会社を選ぶべきか…。今どきの文系の学生たちは数十~百社超の会社訪問は普通になっている様で、活動中にそれなりに目が肥えて来ますが、薬学生は売り手市場も手伝って、中々見極めが難しい。そんな時に、以下のコトを知っておいてもらうといいかも知れません。

会社の売上に占める原価を考えた場合、例えば薬局であれば、家賃・光熱費・設備の償却費や人件費などの販売管理費などに加え、仕入費がかかります。IT関連や広告宣伝業などの場合にはソフトに負う部分が高い業種では仕入費は少なくなることから、業種によって適正な人件費率は異なることが分かります。さらにコスト管理の厳密さや、商品・サービスの価格決定権があるかないかによっても利益率は大きく変わりますから、異なる業種間での給与水準の比較をするのには無理があります。

逆に考えると、業態によって売上高に対する大まかな人件費総額の見当がつきますから、次に考えるべきなのは、その人件費を分配する社員の構成でしょう。通常は、新入社員から定年退職を迎えるまでの在籍社員数のバランスは概ね一定なので人件費総額は固定費として解釈出来ますが、新興の会社の場合、若い年代ばかりで構成されている場合は、その社員が定年になるまでの昇給を確保出来るだけの会社成長(売上げ増)が必要となります。   社員は何人? 年齢構成は? 平均勤続年数は? 会社によっては、高めの給料でも平均勤続年数が短く、退職金も少額で済む構成にしているケースもあります。

自身の人生設計で、就職した会社で生涯勤め上げるか、キャリアを積むために幾つかの会社を渡り歩くかによっても、選択は変わってくると思いますが、やはり何の企業研究もせずに就職先を決める事は、あまりお奨めできません。

そんな事言ったって、先の事までは分からない!という人も勿論おられると思いますが、少なくともある程度安心して勤められる会社を選びたいのであれば、平均勤続年数から判断する事をお勧めします。給料の多寡にかかわらず勤続年数が長いと云う事は、それなりに職場環境に納得して勤めている場合が多い筈です。薬局で言えば、スタッフの定着はリスクを小さくし、それなりに対応力も高くなるのは間違いありません。平均勤続年数が分からない場合には、過去3年の新入社員数、現時点でのその社員の在籍数を見るだけでも、大体の雰囲気は分かります。会社説明会で、このどちらを聞いても答えて貰えない事は、まずありません。どうしても聞くチャンスや勇気が無い場合には、その会社の事業所に行き、働いている社員やお客さんの表情を、小一時間も見てみれば大体は分かるものです。

売り手市場とはいえ、履歴書に多くの転職歴がある場合、それぞれで実績をあげていなければ不利になってしまいます。そんな目に合わないためにも、しっかりと見極めた就職先を選んで欲しいと思います。


この記事について/著者:菅野敦之

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