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63.チームワーク

63.チームワーク

2015年05月14日 (木) 07時00分配信 投稿日:15/05/14 07:00 icon_view 230view

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著者:菅野敦之

今年度も実務実習が始まりましたが、受入薬局からは、「どの程度やったら良いのか分からない。」という声が必ず出てきます。もちろん初めての受入の施設もあるので仕方がないこともありますが、基本は実習ガイドラインに沿った内容であるかが第一です。

でも、それよりも実習を終えた学生の満足度に大きな影響を与えるのは、薬局スタッフのチームワークだという結果が出ています。スタッフ間の風通しが悪い中で学生も、どうしたものか戸惑ってしまいますが、これを感じ取るのは果たして学生だけでしょうか。実際には薬局を利用する患者さんも、それを察知しているとは思いませんか?

患者さんは、潜在的に病気を抱えた不安を持ちながら待っています。その間に本を読むかテレビを見るか携帯か…。その合間合間には、自分の薬はどれぐらいか気にしながら、薬局スタッフを見ています。チームワークが悪い薬局では、マンツーマンの薬局であれば、患者さんはそのまま利用をするかも知れませんが、面分業が進めば患者さんの足も自然に遠のいてしまうでしょう。学生たちは2か月半の実習期間でじっと見ています。こんなことで、学生が薬局に魅力を感じなくなってしまうのは、本当に残念なことです。もう一つ加えるならば、チームワークが悪いと、ミスの誘発を始めとしたトラブルも起きやすいものです。

辛辣な内容を書いてしまいましたが、これは実際には全体から見ればごく一部の話で、逆に多くの学生が実習を通じて感激するのは、「薬剤師の人たちが、ただ調剤するのではなくて真剣に個々の患者さんのことを考えて仕事をしている姿勢・薬剤師の業務の幅と知識の広さ」です。薬剤師として当たり前の仕事をしている姿を見せるだけで学生は大きな刺激を受けて、自分の力のなさを実感し、今後のモチベーションにつなげています。その意味では、実習の受入は、いつもの姿を自然体で見せることが最も重要だと思います。OTCのネット販売が当初懸念されたほどではないのは、ある意味、こうしたことと同じ理由なのかも知れません。だとすれば、将来は決して暗いものではありません。

来年の調剤報酬改定の方向性もチラチラと見え隠れし始めましたが、少なくとも今までと同じ仕事をしていたのではプラスにならないのは間違いありません。薬歴問題も含め、向かい風がありますが、こんな時だからこそ仕事の本質を考え、一丸となって足元を固めることが肝要ではないかと思えてなりません。


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