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73.備忘録 : 薬局改革元年

73.備忘録 : 薬局改革元年

2016年02月23日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/02/23 07:00 icon_view 228view

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著者:菅野敦之

本年の調剤法主改定は、「かかりつけ薬剤師」を前面に掲げ「量」から「質」を重要視する調剤報酬改定の内容が固まり、薬局改革元年として位置づけられました。この改定内容を審議してきた中医協委員の方々のコメントは、これからの薬剤師として常に念頭に置かなければならないものなので、備忘の意味も含め紹介しておきます。

「かかりつけ薬剤師指導料」や「かかりつけ薬剤師包括管理料」によって「少し患者負担に影響を与えるかもしれないが、患者の薬を一元管理したり、残薬を減らしたり、医療機関と調整して減薬を行うことが算定要件に義務付けられている。長い目で見ると、一時的な負担はあるものの、医療費の減少に向けて機能していくのではないか」。

「明治の医制発布から何度目かの医薬分業元年になると思う。何度目かであって、今回は恐らく最後のチャンスに近い」
「調剤薬局だけではなくて、薬剤師全体、職能全体が正念場を迎えている」
「今回、かかりつけ薬剤師が明確になったところで、本来国民が利益を得られる医薬分業という姿を見せていただきたい」

「機能が発揮されるかどうか今後検証していく」

「医師、薬剤師、歯科医師全般にいえることだが、かかりつけ機能の要件を明確にし、患者サイドから分かりやすく、主体的に選択できるような情報提供が必要だ」

特に、『最後のチャンスに近い』、『本来国民が利益を得られる医薬分業という姿』、『今後検証していく』という言葉は重い。私が知る限り、この様な厳しいコメントは耳にしたことがありません。

今までは、医薬分業制度の定着と、医療の効率的な運営能力を高めるために、多少の事には目をつぶってきた。制度は確かに定着したが、効率的な運営能力を高めることによって得られた利益は、資質の向上に向けられるべきものであるにも関わらず、一般の経済行為の利益と同じに扱われ是正されそうにないと明確に判断された。社会は、そう見ていると断罪されたということです。

今までの在り様を改めて、利益を如何にして社会に還元するのかを厳しく問うメッセージが、今回の改定には込められていると解釈すると、納得せざるを得ない内容ばかりです。今回の改定は、薬局の経営者に向けられたというよりも、個々の薬剤師に医療人としての仕事とは何か、その姿勢を貫けるかを迫る意図が色濃く読み取れます。

もはや、矜持を持った行動で示す以外に道はありません。

この記事について/著者:菅野敦之

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