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75.災害ボランティアに学ぶ

75.災害ボランティアに学ぶ

2016年05月12日 (木) 07時00分配信 投稿日:16/05/12 07:00 icon_view 107view

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著者:菅野敦之

熊本をはじめとした被災地の皆様方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

報道を通して災害ボランティアの中に、エコノミークラス症候群防止や保健衛生に奔走する薬剤師の姿が当たり前の様に見られています。過去の災害の経験を蓄積し、臨機応変に被災地での支援活動をされている方々には敬服の念を抱くばかりです。

阪神、東日本と、それぞれ違った特徴を持つ状況を経験し、その全てが引き継がれ、今回の熊本にも活かされているのではないでしょうか。

いみじくも、今春より「かかりつけ薬剤師」を目指して全国が動き出し、認定研修だ勤続年数だと要件を整えるのにあたふたとした動きがみられていますが、それを満たしたからと云って、社会からは何の意義も認められません。もちろん、研修等で最新の知識を身につけ反映させることは重要ですが、それは当然のことであって、それだけでは社会は納得しません。

「かかりつけ」を本当に目指すならば、災害ボランティアに学ぶべきではないかと思います。私は究極の「かかりつけ」は災害ボランティアではないかと思います。現地でボランティアは誰でも、自分の要件はさておき、被災者のニーズを第一に、とにかく出来ることを最大限に実行して問題点を最小化しています。東日本大震災の発生直後には、支援物資も何もない状況の中で宮城県薬剤師会の会長をはじめとした薬剤師の先生方が、「先ずは避難所の衛生状態の確保だ」と、自らトイレ掃除等を率先され、見事に集団感染を防ぎ、支援体制の拡充に応じて適切な対応をされたそうです。

薬剤師が地域の人々に対して最も必要とされることを適切に行う。調剤はあくまでもその一部だという点においては、正に災害ボランティアも「かかりつけ薬剤師」も同じです。熊本では、今までの試行錯誤が活かされ、今までにも増して薬剤師の存在感が見えてきています。自身の薬局を拠点に何が出来るかを真剣に考えて実行に移せば、自ずと本物の「かかりつけ薬剤師」になれる筈です。単に規定の要件を満たして薬局内でじっとしているままでは、支持する人が現れることは、まずないでしょう。

やる以上は、本物を目指さなければ…本物は、必ず支持されますから。

この記事について/著者:菅野敦之

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