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79.要指導医薬品の取扱い

79.要指導医薬品の取扱い

2016年09月15日 (木) 07時00分配信 投稿日:16/09/15 07:00 icon_view 318view

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著者:菅野敦之

健康サポート薬局に向けた研修の動きが始まりました。

この健康サポート薬局の要件をクリアした後は、何をすればいいのか。このところが分からずに、取りあえずそっちに向かっているだけという方がいるとしたら、それは余りにもマズイ。今までだって大丈夫だったんだから、これからも平気ヘイキと云う考えは、そろそろ止めなければいけません。

かかりつけ薬局に加え、健康サポート薬局の要件を満たすには、確かに人的な資格要件をクリアできていなければ始まりませんが、その先に、一般の人達に具体的に分かり易い変化(メリット)という実質が伴っていなければ、ただの絵に描いた餅になってしまいます。

現在の保険財政等を考えれば、現行の体制である限り調剤報酬や薬価は、プラス改定になる見込みはありません。プラス改定があるとしたら、その可能性は在宅業務のみでしょう。薬局・薬剤師が医薬分業のメリットを如何に示すことが出来るか、KPI(Key Performance Indicator)という指標を使っての検証が始まっていますが、この項目の中にある残薬解消や後発医薬品の使用割合以外にも、社会的に貢献する実績に向けた行動が必要なはずです。これらの取組みと地域包括ケアシステムの中で多職種と連携する余力のある体制を、どの様にして確保するかも考えておかなければ、薬局業務の目に見える変化があったとは到底言えません。

2年ほど前に、ある研修会で会った薬局薬剤師の方に一般用医薬品も薬局のアイテムとして今後重要になると話したところ、「OTC一つ売る間に、何枚の処方箋がこなせると思っているんですか!」と返されて面食らった事があります。でも、これからは目に見える変化を起こさない限り調剤報酬の確実な下降曲線を辿る中で考えていかない訳にはいきません。価格競争で勝てない、ネット販売の台頭という事実がありますが、その様な中で要指導医薬品は大きなカギで、単なる要件の一つではない様に思えてなりません。「あれっぽっちの品目で…」と思う方は、すこし考えてみて下さい。健康サポート研修の講義時間配分を見るだけでも、何かしら気づく部分があると思います。更に、ここ最近の行政のコメントを整理してみると、この研修以外にも、自分たちで備え、身に付けるべきものが自ずと見えてきます。

そう思うと、今回のかかりつけや健康サポートは、薬局の次の進化の踏み絵の様なものかも知れません。

この記事について/著者:菅野敦之

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