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93.薬局の業態変化の必要性

93.薬局の業態変化の必要性

2017年11月02日 (木) 07時00分配信 投稿日:17/11/02 07:00 icon_view 264view

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各地で門内薬局の動きが増えています。

患者さんの利便性と、かかりつけ薬局との両立は、かなり難易度が高いですが、実現可能性は決してゼロではありません。かかりつけ薬局推進のタイミングの渦中での動きは、傍目から見れば確かに方向性は逆ですが、多様な選択肢から薬局機能・薬剤師職能の何を重視するかを患者さんに諮る機会があっても良いのかも知れません。何れにしても患者さんを含む地域の住民から薬局が社会的な評価を得るには、実際問題、旧態依然として調剤だけに特化したまま外箱ばかりに労力を費やすよりも、利用者のニーズに合わせた内容の充実を図らなければなりません。もちろん調剤は薬剤師にとって重要な柱の一つですが、それ以外の面でも貢献が出来ること知ってもらう方向に注力すべきです。考えてみれば、多くの業種で、こうした転換期を乗り越えた者が残り、淘汰される者は消え去っています。医薬分業が成長期から安定期を過ぎる正に今が、この局面にあたるのだと思います。

従来の調剤報酬改定を考えれば、門内薬局は院内に近い形態で大半は隣接の病院の処方箋応需によって在庫効率が必然的に高くなるため、基本料なり調剤料を下げる格好の口実になります。門前薬局の点数見直しも、これに連動した考え方が加速するのは目に見えています。国家財政と国民医療費の予測を見れば避けられるはずがありません。点数が減った場合、効率化を図る一般的な手法は機械化とスタッフの減員です。調剤だけに着目した人員配置では今後厳しさを増す一方ですから、人員に余裕が無くなれば突発的な事態への対応力は極めて弱く、患者さんの満足度を高く維持するのは至難の業となります。多少の突発的な事案への対応もしながら、患者さんや地域の方々に安心感を与える事が、満足度、強いては信頼感の高まりに繋がります。

それを実現するためには、業態変化によって様々な人が利用、相談できる場へと変化する事が不可避です。そうした目線でかかりつけ薬局、健康サポート薬局を見てみると、極めて自然な姿を示しています。冷静に見ると、国は中長期的な将来像を見据えた上で示し、それに向けて可能な限りソフトランディング出来る様な準備を進めているとしか思えません。

余力があるうちに既に変化に向けて動き始めている薬局もあります。目先だけで動いたために、既に業界からも疑念の目を向けられている薬局もあります。この余力があるうちの行動の選択が、将来を大きく変える事になります。ソフトランディング出来るのはどちらであるか、見守っていきたいと思います。

この記事について/著者:菅野敦之

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