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6.スキルアップ

6.スキルアップ

2010年08月02日 (月) 09時00分配信 投稿日:10/08/02 09:00 icon_view 604view

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■スキルアップ


採用面接の時に「スキルアップしたい」 という言葉を耳にします。一見もっともらしい言葉ですが、どんなスキルアップしたいのか? という問いかけに明確に答えられる人は、あまりいません。スキルアップを旗印に転職を繰り返している人の中で、それなりにスキルアップが出来ている人は、意外に少ないように思います。

考えてみれば、スキルアップしたいと言う人と意欲のある人というのはイコールではありません。スキルアップの素養のある人は、既に今までの経験から身につけたスキルが既に何かあり、これから自分が身につけるべきスキルが、何であるかについて輪郭だけでも解っているはずです。さらに何故、今までの場ではスキルが磨けないかの理由も説明が出来るはずです。

スキルアップしたいから入社したいと言う人と、自分はこうしたスキルを既に修得しているので、役に立てるし、更にこの様なスキルを磨くために、ここで働き たいと言う人が応募してきたら、どちらを採用するでしょうか?  「何ができますか?」 「何を身につけてきましたか?」 つまり、今まで過ごした時間の中で、何かしらの意義を見出せる素養がある人でなければ、実際にはスキルアップの可能性はなかなか見出せません。管理薬剤師をしていましたと言われても、では管理薬剤師としての実績は? の問いに「毎月の数字を報告して問題なく業務をこなしてきました。」では採用の決め手としては物足りません。

ス キルアップできる可能性のある人は、どんな職場でも経験から何かしら有意義なものを見つけ出し、それを身につけて、それなりにアピール出来ます。例え反面 教師であろうと意義を見出す事ができる人は、何処に行ってもかなりの確率でスキルアップを果たしています。自分の人生において、「あの○年間はムダだっ た・・・」という総括をするほど寂しい話はありません。人間は元来、ムダと断じるのが悔しいからこそ、そこに意義を見つけようとするものでもあります。

薬事関係法規どころか、労働法も就業規則もないがしろにする例外的な薬局(が実在するから困ってしまいますが・・・)とは知らずに就業してしまった場合な らいざ知らず、通常の職場であれば仕事と向き合う中で何かしらの発見があり、大きな収穫を得る事は必ずあります。それを見出せるかどうかは、各自の心構え 次第です。

特に大きな転換期を迎えるこの時期、様々な風説・情報が飛び交いますから、先ずは自分の経験を通じて様々な情報の選別と判断をする力も意識して身につけな ければなりません。以前にも『就活』で触れましたが、企業実績の数字だけでなく、その他の指標や社内制度等、自分の目で確かめることが大切です。

くどくどと書いてしまいましたが、これだけは忘れてはいけない事があります。そもそもスキルアップは誰のためのものでしょうか? 本人の自己満足で終わらせるだけでは、患者さんをはじめ社会からは絶対に認めてもらえません。薬局を訪れる人それぞれにスキルアップの結果を還元出来なければ、社会的な使命を果たすことにはなりませんし、その存在意義も容認されなくなってしまうという事です。免許は特権ではありません・・・


著者:菅野敦之

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