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『漢方歳時記』11.花粉症に用いる漢方薬(後編)

『漢方歳時記』11.花粉症に用いる漢方薬(後編)

2011年02月15日 (火) 09時00分配信 投稿日:11/02/15 09:00 icon_view 520view

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11.花粉症に用いる漢方薬(前編)に引き続きます。


3.咽喉
花粉症はノドにも症状をあらわします。痛みはなくても、なんとなくノドに違和感があり、ノドが気になって咳払いをしたくなるような感じがする場合は、ノドの粘膜が炎症をおこす初期段階です。このまま炎症が進みますと、ノドの痛み、咳・痰、声枯れといったノド特有のいろいろな症状が出てきます。


3-1)痒み、ノドの違和感
咽喉のかゆみと違和感は、痛みの前駆症状です。手でポリポリとかけたらどんなに気持ちいいだろう、という掻痒感には小柴胡湯を飲むか、小柴胡湯と白虎加人参湯の合方がよいでしょう。小柴胡湯には煩悶感(咽喉から胸にかけてのモャモャと気持ち悪い症状)をスッキリさせる作用があります。

腫れてもいないのに咽喉に異物がひっかかり、飲み込むことも吐き出すこともできないという症状( 梅核気(ばいかくき)、ヒステリー球)には、半夏厚朴湯が奏功します。小柴胡湯との合方である柴朴湯もよく用います。


3-2)痛み
ノドの痒みや違和感が進行すると、痛みを自覚するようになります。唾を飲む時に痛むものから、常にヒリヒリと感じる痛み、痛みと共に乾いてペッタリと張りつくような症状まで、さまざまな炎症の状態があります。これらはまず駆風解毒湯(くふうげどくとう)によって取り除きます。咽喉の乾燥感を伴う場合は、麦門冬湯や竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)を併用して乾燥を鎮めます。


(次ページ)咳・・・

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