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『漢方歳時記』14.柴胡桂枝乾姜湯

『漢方歳時記』14.柴胡桂枝乾姜湯

2011年11月24日 (木) 09時00分配信 投稿日:11/11/24 09:00 icon_view 426view

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11月に入り、いよいよ秋も深まってきました。今回はエキス製剤の番号を取りあげます。「11番」と呼ばれている柴胡桂枝乾姜湯について、解説しましょう。

・柴胡桂枝乾姜湯
この処方は冬の風邪によく用いられます。津液を補い、口渇を止め、体を温める作用があるので、風邪を引きやすい人にとって、季節的にも予防のために欠かせない漢方薬です。

『傷寒論』には「傷寒で五、六日経過し、その間発汗させたが、その後また下す。そこで、胸脇が張り少し結し、小便が少なく、渇きがあるが嘔かず、ただ頭にだけ汗が出て、往来寒熱があり、胸中に煩あるものは、まだ表証が解消していないのである。柴胡桂枝乾姜湯がこれを主る」とあります。これは、病が表から半表半裏へ入った事、つまり太陽から少陽へ変化したが、まだ表証が残っており、しかも虚証になっている状態を意味します。

また『金匱要略』瘧病(ぎゃくびょう)篇には「瘧にて寒多く、微熱の有るもの、或いは但だ寒にして熱せざるものを治す」とあります。悪寒の甚だしいものに用いることを示しています。

・腹診
和久田叔虎(わくだしゅくこ)の著した『腹証奇覧翼(ふくしょうきらんよく)』には、「胸満して臍上心下の動気つよく、虚里の動も(また)応じ、心煩、衝逆、口舌乾きて渇し嘔せざるもの、柴胡桂枝乾姜湯の証とす」、「左の脇下に結聚し、虚里の動つよく、腹中の動、及び右の臍傍、小腹に応じて微結あるを、此方の腹証とす」とあります。部位は表裏間で、下図の通り、候は胸脇腹にあります。胸脇満は微結、臍上の動悸は強く、右の臍傍にまで及びます。
 

資料

『腹証奇覧翼』:漢方医学書集成84、名著出版より引用


(次ページ)・処方解説 ・・・

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