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『漢方歳時記』22.瞿麦

『漢方歳時記』22.瞿麦

2012年11月29日 (木) 09時00分配信 投稿日:12/11/29 09:00 icon_view 186view

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数字の「11」から連想するものとしては、やはり今夏のオリンピックで男女ともに頑張ったサッカー。特に銀メダルを獲得した「なでしこジャパン」はワールドカップでも優勝するなど素晴らしい活躍でした。そこで、今回は日本女子の代名詞「なでしこ(撫子)」を取り上げます。

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横浜薬科大学薬用植物園にて(2011.10.21)

ナデシコは、山上憶良が万葉集に「萩の花 尾花(ススキ) 葛花 瞿麦の花(なでしこ) 姫部志(おみなえし)また藤袴(ふじばかま) 朝貌の花(ききょう)」と詠んだ秋の七草の一つで、各地の山野や河原に生えるナデシコ科の多年草です。
花が小さく、色も愛すべきものであるところから、愛児に擬して「撫でし子」といわれたことが語源となっています。
『神農本草経』の中品に収載されており、生薬名を瞿麦(くばく)といい、エゾカワラナデシコ(Dianthus superbus L.)またはセキチク(D.chinensis L.)の全草を乾燥したものです。日本では、主に種子を「瞿麦子」として使用します。
瞿麦(くばく)には、清熱して利水する、あるいは駆オ血して月経を通じるといった効能があり、小便が出にくい・水腫・無月経・化膿性の腫れもの・目の充血・風邪などによる急性湿疹等に用いられます。
民間薬として、尿の出しぶる症状に用います。種子10gほどを1日量として煎じるか、あるいは根、葉、茎を陰干しにしたものを煎じて飲むと尿の出がよくなります。


(次ページ)古典における瞿麦・・・

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