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『漢方歳時記』23.柴胡加竜骨牡蛎湯

『漢方歳時記』23.柴胡加竜骨牡蛎湯

2012年12月27日 (木) 09時00分配信 投稿日:12/12/27 09:00 icon_view 224view

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2012年最後の漢方歳時記ですので、まとめとして十二支のなかから今年のえとである「辰」すなわち「竜」のつく処方を紹介します。
 

柴胡加竜骨牡蛎湯

柴胡加竜骨牡蛎湯は、『傷寒論』太陽病篇に、「傷寒八九日、之を下して 胸満(きょうまん)煩驚(はんきょう)、小便不利、譫語(せんご)し、一身尽く重く、転側(てんそく)すべからざる者、柴胡加竜骨牡蛎湯之を主る」と記載されている処方です。原文を要約すると、傷寒にかかって8,9日して、下剤をかけすぎたりしため、気が逆上して胸満したり、煩驚したり、小便が出ない、うわごとを言う、体が重い、寝返りが出来ないなどの状態になった人は、この処方がよい。ということです。
本方は、胸から胃のあたりにかけての気逆と便秘がポイントとなります。すなわち、心臓病や肝臓病、あるいは胃腸疾患等の持病があり、胸から背中にかけて圧迫や緊張感があり、のぼせやすく神経質で血圧が高いなどの人に応用されます。
便秘をすると気の上衝がより強くなって症状が悪化しやすいので、便通をよくしておく必要があります。
添付文書では、精神的に不安定で、動悸や不安、不眠等を伴う高血圧、神経症等に用いるとなっています。


柴胡加竜骨牡蛎湯

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原典には鉛丹が配合されていますが、鉛丹は鉛の化合物で、心悸、胸悶、不眠等に効果があるものの毒性があるため、現在ではほとんど用いられません。


(次ページ)桂枝加竜骨牡蛎湯・・・

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