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『漢方歳時記』25.梅雨時の漢方

『漢方歳時記』25.梅雨時の漢方

2013年05月28日 (火) 09時00分配信 投稿日:13/05/28 09:00 icon_view 432view

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■梅雨時の漢方


5月末から6月始めにかけては、梅雨の走りの時期になります。冷たい雨と日々の寒暖差により、寝違いや腰痛がおこりやすくなります。この場合、まず葛根湯や麻黄湯で発汗させ、筋肉の緊張を緩和させるのがよいでしょう。冷えを伴う場合は、附子を加味します。

6月中旬以降は、本格的な梅雨の季節となり、湿度も高く蒸し暑くなります。湿邪(しつじゃ)(体調に影響を与える湿気など)はまず皮膚に影響が出ます。従って、ジュクジュクした様な湿性の皮膚病や水虫は悪化します。 体表の湿邪は発汗させるか、利尿によって取り除きます。発汗させる場合は前述の桂枝湯や葛根湯を用い、利尿による場合は越婢加朮湯、桂枝加黄耆湯、防已黄耆湯などが適応となります。

越婢加朮湯は、『金匱要略』水気病篇に、「裏水は、一身面目洪腫し、其の脈沈、小便不利、故に水を病ましむ。もし小便自利するは、此れ津液を亡す。故に渇せしむなり。越婢加朮湯之を主る」とあり、湿性の皮膚疾患に用います。ただし、分泌物が透明のものに使用し、膿状の場合には他の処方とします。
 

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(次ページ)また、湿邪の影響を最も受けやすいのは・・・

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