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『漢方歳時記』29.残暑の漢方

『漢方歳時記』29.残暑の漢方

2013年09月24日 (火) 09時01分配信 投稿日:13/09/24 09:01 icon_view 172view

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残暑の体力消耗や夏ばてには、小建中湯、清暑益気湯や補中益気湯を用いると良いでしょう。

1.小建中湯

小建中湯は、『傷寒論』に、「傷寒二三日、心中悸して煩する者、小建中湯之を主る」、「傷寒、陽脈渋、陰脈弦、法まさに腹中急痛する者、先ず小建中湯を与うべし」とあり、また『金匱要略』血痺虚労病篇に「虚労裏急、悸、衂(ぢく)、腹中痛み、夢に失精し、四肢酸疼、手足煩熱、咽乾口燥するは、小建中湯之を主る」、婦人雑病篇に「婦人腹中痛するは、小建中湯之を主る」とあります。

すなわち、腹直筋が緊張して引き攣れ痛みのあるもの、腹痛、全身の疲労状態、精力の虚乏、寝汗、手足のほてり、四肢倦怠、夢精、口内乾燥、朝すっきり起きられずいつまでも寝ていたい、小児の便秘、小児の虚弱体質などを目標として、脚気、脾胃が弱ったときの黄疸、過労、疲労、低血圧、胃潰瘍、虚症の便秘、脱肛、夜尿症などに応用されます。

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処方内容は、桂枝、芍薬、大棗、甘草、生姜の五味からなる桂枝加芍薬湯に、膠飴(こうい)を加味したものです。 膠飴は、もち米を蒸して麦芽で発酵させて作ったもので、『薬性提要』に、「味甘温、気を益し、中を緩め、脾を健かにし、肺を潤す」とあるように、気を益して元気をつける作用があります。


(次ページ)2.補中益気湯・・・

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