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『漢方歳時記』34.冷え症

『漢方歳時記』34.冷え症

2014年02月20日 (木) 08時00分配信 投稿日:14/02/20 08:00 icon_view 238view

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冷え症

今年の冬は寒さがより厳しく、普段から冷え症の人には大変つらい季節となっています。そこで、今回は冷え症に用いられる当帰四逆湯当帰四逆加呉茱萸生姜湯について解説します。

当帰四逆湯は、『傷寒論』厥陰病篇に「手足厥寒、脉細にして絶せんと欲する者、当帰四逆湯之を主る。若し其の人、内に久寒有る者、当帰四逆加呉茱萸生姜湯に宜し」とあり、また不可下篇には「下利脉大なる者、虚なり。強く之を下すを以っての故なり。もし脉浮革、しかるに因って腸鳴の者、当帰四逆湯に属す」とあるように、手足の末端から強い冷えが逆上してきて、脈が細で今にも絶えそうな者、あるいは下痢はするが脈は浮革で、腹満、腸鳴するような場合に用いられます。

尾台榕堂の『類聚方広義』には、「疝家、発熱悪寒し、脇腹攣痛し、腰脚拘急し、手足寒え、小便不利の者を治す。婦人、血気痛にして腰腹拘攣する者を治す。経水不調、腹中攣急し、四支酸痛し、或は一身習習として虫の行るがごとく、日に頭痛する者を治す」とあります。要約しますと、
1.普段から腹が冷えて痛む人で、発熱悪寒して、脇腹が引き攣れて痛み、足腰までも痛み、手足が冷えて小便の出が悪い。
2.血のめぐりが悪く、腰や腹が引き攣れる。
3.月経不順でおなかが引き攣れ、手足が疼くように痛んだり、または体がぞわぞわして虫が這うような感じがあり、頭痛する。
などが処方の目標となります。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、「当帰四逆湯証にして胸満、嘔吐し、腹痛劇の者を治す。産婦、 悪露 ( おろ ) 綿延として止まず、身熱頭痛、腹中冷痛、嘔して微利、腰脚酸麻、或は微腫する者を治す」とあるように、当帰四逆湯よりも一層冷えている者で、胸がつかえて嘔吐や腹痛の激しい場合や、産後の悪露が止まらない、頭痛がする、おなかが冷えて痛む、吐き気がして下痢気味、腰や脚が痺れるように感じたりむくんだりするなどの症状に用いられます。


(次ページ)当帰四逆湯は、桂枝湯から生姜を去って・・・

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