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『トクホ講座』5.腸内環境

『トクホ講座』5.腸内環境

2010年06月21日 (月) 09時00分配信 投稿日:10/06/21 09:00 icon_view 461view

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独立行政法人国立健康・栄養研究所は、健康・栄養食品に関する適切な情報を提供することを主な業務とする栄養情報担当者(Nutritional Representative=NR)の認定資格制度を設けております。

NR養成講座:http://www.kenkoexpert.com



■腸内環境と特定保健用食品


「プロバイオティクス」「プレバイオティクス」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
「プロバイオティクス」とは、宿主(ヒト)の腸内細菌叢*1のバランスを改善することによって、宿主に有益に働く生きた微生物(有用菌)のことです。
(*1:腸内細菌の集合体。腸内細菌フローラとも呼ばれる。)

そして、大腸に存在している有用菌の増殖を促進させたり、あるいはその活性を高める物質が「プレバイオティクス」と呼ばれます。

大腸には、乳酸菌などの有用菌とウェルシュ菌などの有害菌が住みついています。私たちの周りには、加齢や近年の生活スタイルの変化(肉中心の欧米型食事・ 過度のダイエット・運動不足・ストレス)など、有害菌が優勢となり、腸内菌叢のバランスを崩す要因がたくさんあります。そこで近年、「プロバイオティク ス」や「プレバイオティクス」が注目されています。

今回はこの「プロバイオティクス」 「プレバイオティクス」を利用した『お腹の調子を整える特定保健用食品(トクホ)』について取り上げてみましょう。

 

◆特定保健用食品に利用されている関与成分◆

「プロバイオティクス」
乳酸菌ビフィズス菌に は、実にたくさんの種類があります。その中でも、安全に使用できるもの、ヒトの腸内にもともと住んでいるもの、胃液や胆汁に強く生きたまま腸に届くことが できるもの、ヒトに対して有益に働くもの、が「プロバイオティクス」に利用され、それら菌により調製されたヨーグルトや発酵乳がトクホとしても認められて います。

生きて腸内に到達した乳酸菌ビフィズス菌は、 糖を分解して有機酸(乳酸菌は乳酸、ビフィズス菌は乳酸と酢酸)を産生します。その有機酸が有害菌の増殖を抑制し、腸内細菌叢を改善します。また、有機酸 が腸壁を刺激して蠕動運動を促進し、便通を良好にしたり、有害菌の増殖が抑制されることから、有害菌が作り出すアンモニアなどの腐敗物質の生成も抑制され ます。このような「お腹の調子を整える」働きは、免疫機能を高めたり、腸内感染を防御するなど、全身の健康維持や病気の予防にもつながってきます。

「プレバイオティクス」
オリゴ糖の多くは、小腸においても消化されな いか、消化されにくい性質を持つため、大腸にまで到達し、腸内細菌の栄養源となります。腸内細菌のうち、大腸菌やウェルシュ菌等の有害菌には利用されず、 有用菌である乳酸菌やビフィズス菌に選択的に利用されるため、腸内細菌叢のバランスが改善されます。その結果、有機酸の増加、、腐敗物質の低減等により腸 内環境が良好となり、便通の改善や免疫機能が高まることが考えられます。フラクトオリゴ糖ガラクトオリゴ糖大豆オリゴ糖乳果オリゴ糖イソマルトオリゴ糖ラクチュロースコーヒー豆マンノオリゴ糖などがあり、清涼飲料水やテーブルシュガー、調味酢として出回っています。

食物繊維もオリゴ糖と同様、ヒトの消化酵素で 消化されず、大腸に到達します。腸内細菌の栄養源やすみかになることによって、乳酸菌、ビフィズス菌のような有用菌を増やし、腸内環境を良好にします。ま た食物繊維は、保水性に優れ、便をやわらかく、量を増やす働きがあり、スムーズな排便を促します。難消化性デキストリングアガムサイリウム種皮小麦ふすまキトサンが関与成分となっており、清涼飲料水、フリーズドライ味噌汁、ゼリー飲料、即席麺、シリアルなどさまざまな形態で製品が出ています。

これら「お腹の調子を整えるトクホ」の摂取上の注意として、一度に大量に摂るとお腹がゆるくなる可能性があります。また、食物繊維の取りすぎは鉄分などミネラルの吸収に影響を与えることがありますので、製品の表示(利用上の注意事項、適切な利用法等)を確認した上で利用するようにしましょう。


提供:エコロジーヘルスラボ

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