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『薬剤弁護士の簡単法律講座』19.医師に間違った回答をしてしまった場合の薬剤師の責任

『薬剤弁護士の簡単法律講座』19.医師に間違った回答をしてしまった場合の薬剤師の責任

2011年12月01日 (木) 09時00分配信 投稿日:11/12/01 09:00 icon_view 658view

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以下の質問がありましたので、回答いたします。

質問です。薬剤師が医師から処方に関する質問を受け、間違った情報を提供してしまい、そのために患者さんに健康被害が起こった場合の薬剤師の責任はどう考えたらよいでしょうか?

回答

1 事例
もう少し具体的に事例を設定して説明したいと思います。
医師が、患者さんに医薬品を処方するに先立って、近隣の薬局に電話をし、薬剤師Aに質問した。医師は、その回答にしたがって処方せんを発行し、患者さんは処方せんを別の薬局に持参して薬剤師Bが調剤をした。ところが、薬剤師Aの回答は間違っており、患者さんに健康被害が起きてしまった。

2 解説
(1)処方した医師と調剤した薬剤師Bの責任
この事例の場合、処方した医師(医療機関)と調剤を行った薬剤師B(薬局)は、患者さんに対して損害賠償責任(不法行為責任又は契約責任)を負います。
医師は、薬剤師Aの回答を信じて処方したのですから責任はないようにも思えますが、現行法において処方権は医師の専権であり(医師法22条、薬剤師法23条)、薬剤師Aの意見をとりいれたとしても、最終判断は医師がして処方したのですから、医師が責任を免れることはありません。薬剤師Bは、疑義のある処方にもかかわらず、疑義照会をせずにそのまま調剤してしまっているので責任を負うことになります。

(2) 薬剤師Aの責任
問題は、薬剤師Aも責任を負うのかということです。
薬剤師Aは、医師から質問を受けた時点では、当該患者さんとは何らの関係もなく契約関係にはありませんので、契約責任を負うことはありません。また、前記のとおり、処方は医師の専権ですから、薬剤師がアドバイスすることはあっても医師は自己の責任および判断で処方することになります。


(次ページ)薬剤師は、薬の専門家です・・・

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