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『薬剤弁護士の簡単法律講座』38.契約の成立

『薬剤弁護士の簡単法律講座』38.契約の成立

2013年07月03日 (水) 09時00分配信 投稿日:13/07/03 09:00 icon_view 195view

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1 はじめに
最近、とある薬学部において、法学の講義を担当することになり、薬学生に対し、法律の基礎を教えています。法学部の授業ではないので、基本的な部分を教えていますが、せっかく薬学部の授業なので少しは薬剤師の業務も意識しながら教えているところです。
先日、その講義において「契約は、口頭でも成立するか?」という問い掛けをしたところ、契約書がないと成立しないという回答がいくつかあり、少し驚きました。そこで、今回は薬剤師の業務からは少し離れてしまうかもしれませんが、法律関係の基本となる契約の成立について解説したいと思います。

2 契約の成立に契約書は必要なのか?
日々の生活において、家を買ったり車を買ったりする等大きな買い物をする場合、契約書を作成すると思います。そのため、契約が成立する場合には、契約書が必要だと思われるかもしれません。
しかし、保証契約などの一部を除いては、契約書を作成しなくても意思の合致があれば、例え口頭であっても契約は成立します。
例えば、薬局においての調剤を考えてみると、患者は、処方せんを薬局に持参し、これを薬局が受け取って調剤を行います。この場合、仮に契約書等を交わさなければ契約が成立しないのであれば、調剤契約は成立していないことになってしまいます。しかし、契約書がなくても、意思の合致があれば契約は成立するので、患者と薬局の間には調剤契約が成立しているということになります。したがって、患者が薬局に調剤を依頼するために処方せんを渡し、薬局が受け取り調剤することを了承することによって、調剤契約が成立し、患者は薬局に対価を支払う義務を負い、薬局は患者に対し調剤する義務を負うことになるのです。このような調剤契約の場合、個別の契約書はないため、契約内容が明確ではありませんので、その具体的な内容は民法、薬剤師法、薬事法、保険調剤であれば健康保険法等の法令及び慣行等によって判断されることになります。
なお、お金の貸し借りの金銭消費貸借契約等は、要物契約といわれ、意思の合致の他に、貸主からの金銭の交付がなければ契約は成立しません。


(次ページ)3 契約書の意味・・・

 

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