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『よくわかる雇用契約書の読み方』8.就業規則のチカラ~その2~

『よくわかる雇用契約書の読み方』8.就業規則のチカラ~その2~

2011年02月04日 (金) 09時00分配信 投稿日:11/02/04 09:00 icon_view 302view

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前回は、就業規則って何?というテーマで、法律上どのような会社で就業規則を作成しなければいけないのか、その内容はどんなものなのか、また就業規則を作成する意味についてみてきました。
2回目の今回は、就業規則作成のお手伝いをさせて頂く中で、経営者からよくご質問頂く内容を紹介します。

(1) 就業規則は、会社が変更することが出来ると聞きました。退職金規程も、会社の事情に応じて変更できるのでしょうか?

image確かに、就業規則の「変更手続き」という面からすれば、従業員の過半数代表の意見を聴き、その意見書を添付して労働基準監督署に変更の届出をすることで変更出来ます。
しかしながら、従業員にとって不利益な内容へ変更する場合、「不利益変更」という問題が発生します。就業規則に一旦規定を定めると、その内容は、「労働条件」として確定します。基本的に、就業規則を会社が一方的に変更したとしても、労働条件を不利益に変更することはできません。就業規則の変更によって、労働条件を変更したい場合は、

<1> 変更することが、労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況などが、合理的であること
<2> 労働者に変更後の就業規則を知らしめること
の2点が必要になります。

合理的であるということを判断する基準については、判例・裁判例が多数でています。就業規則を不利益に変更する場合には、就業規則を不利益に変更せざるを得ない相当の理由が必要になると考えて下さい。会社がいつでも一方的に変更できるということはありません。就業規則は、会社が従業員に対して示すルールであると同時に、従業員に対する約束でもあります。守れない約束はしない、ということです。


(次ページ)細かいことまで就業規則で・・・

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