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8.「仕事ができる」とは

8.「仕事ができる」とは

2012年09月17日 (月) 09時00分配信 投稿日:12/09/17 09:00 icon_view 583view

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前回は、「一生懸命仕事をする」ことについて紹介しました。「一生懸命仕事をする」(命がけで仕事をする)ことによりやる気が向上することを解説しました。今回は「仕事ができる」人とはどのような人かについて紹介します。「仕事ができる」ことが真のやる気に繋がることを解説します。
 

1.「仕事ができる」とは

最初に具体的な事例で考えてみましょう。調剤された薬を患者さんに渡すケースです。

第一段階:知っている、解っている
最初の段階は、患者さんに渡す薬の効能効果を知っている。患者さんが服用効果について納得し、病気を治すことに安心感を与える説明をしなければならないことが解っている。そして自分ではできると思っている段階です。これは、薬剤師であれば当然のことです。
しかし、この段階では、仕事をしていることにはなりません。単に知っている、解っているだけで、なにも行動に移していないからです。勿論会社には利益をもたらしていません。「仕事ができる」とは、仕事をするという具体的な行動が伴わなければなりません。いくら薬等の知識があっても単なる潜在能力を保持しているだけでは「仕事ができる」ことにはなりません。具体的な成果をもたらして初めて仕事をしたことになります。

第二段階:作業をする(仕事のレベルではない)
薬剤師が個別の患者さんに対して調剤を行い薬用の説明を行います。まだこの段階では「仕事ができる」とは言えません。単に薬を渡す「作業」を行った段階です。患者さんに対し薬について一般的な説明をして、お金をいただいたことで「仕事ができている」と勘違いをするケースが多いです。これは、作業をしただけです。働く人もこの段階の作業を続けていたのでは、やる気も向上せず、モチベーションも上がりません。転職を考えてしまうでしょう。

第三段階:出来ている、役に立つ
薬剤師の説明が大変親切で分かりやすく、患者さんに安心感を与え、納得し感謝されました。第一段階でできると思っていることを実際に行動し実践する段階です。これで始めて目に見える形で出来ていることが自分以外の人にもわかります。そして行動結果が、薬剤師としての役割を通じて患者さんの役に立っていることが分かったとき始めて「仕事ができた」ことになります。

患者さんに安心感を与え・納得する行動とは、以下の行動です。
○患者さんが話しやすいように、ねぎらいの言葉をかける。
○患者さんと目線を合わせて安心感を与える。
○やわらかく、はっきりとした説明に納得感を与える。


2.やる気の向上について

 病気のため気弱になっている患者さんに対して安心して病気を治す気にさせる薬剤師の業務はまさしくサービス業です。サービス業である調剤薬局で仕事をし、患者さんに喜ばれ、感謝されたとき、「仕事ができる」人は何を感じるでしょうか。人の役に立っていることを実感するでしょう。そして自分自身の存在価値を知り、やり甲斐や生き甲斐を感じるのではないでしょうか。やり甲斐を感じられる仕事ができたとき、働く者としての誇りが生まれ、成長を実感します。ここに自己成長をともなった真に意味でのやる気の向上が生まれます。この誇りは次に相手に対する感謝に変わり、自分の幸福感に変化してきます。この積み重ねがモチベーションアップとなり離職を防ぐ一番の方法です。
 

3.仕事の報酬について

報酬についてハーズバーグの二要因モデルに、「動機づけ要因」と「衛生要因」があります。(図1参照)

図1

「動機づけ要因」が満たされると社員のモチベーションは継続的に高まります。一方「衛生要因」が満たされないと社員は不安・不満になります。また、満たされた場合でも一時的満足感であり、モチベーションは持続しない、とされています。薬剤師は他の職種に比べて相対的に高い賃金です。従って特に「動機づけ要因」が重要となってきます。「動機づけ要因」は、具体的に仕事の達成感、周囲(上司や同僚など)の承認、やりがいのある仕事、自己の成長、役割への使命感などがあります。まさに、仕事における最高の報酬は人間としての成長にあります。単なる作業でなく「仕事ができる」ことが薬剤師にとって最高の報酬になります。

このように患者さんに感謝されるような仕事ができることが、会社での役割を通じて存在価値が認められ、やりがいや生きがいにつながります。そこから、誇りや感謝心が生れます。この誇りや感謝心が人間成長の証です。この自己成長への結びつきがやる気の向上となります。「仕事ができる」ようになるには前回ご紹介したように仕事に本腰を入れ「一生懸命」取り組むことです。


著者:坪内直樹

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