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5.代替医療における免疫

5.代替医療における免疫

2010年12月03日 (金) 09時00分配信 投稿日:10/12/03 09:00 icon_view 289view

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補完代替医療を語る上でのいくつかのキーワードがあります。

その代表的な言葉は「免疫」です。他にも「体質改善」等の言葉があり、医学的な背景がありそうにも見えますが、どの情報もそれ以上の説明がない場合がほとんどです。

さて、この免疫、免疫力という言葉だけで、全てが語られているケースが多々あり、中には免疫の仕組みとは全くかけ離れた紹介文句も目にすることでしょう。 風邪を治すように、自分の体内にある自己免疫をもって「がん」を退治する。 体にメスを入れることなく、化学療法や放射線のような「毒」などを使って、苦しい副作用等と戦うこともなく、自然治癒力を用いた治療法。聞くと理想的で安全な治療のように聞こえます。

 

■アガリクス


例えば、アガリクスを構成する成分のうち、効果が言われるβグルカンは、抗腫瘍作用があるとよく目にします。グルカン自体は多糖類としてα、βと2種類存在するのですが、βは我々がよく目にするもの、植物のセルロースもこのβグルカンの一つです。βグルカンは海草やキノコに含まれる多糖類ですが、グルカンという言葉自体は酵母由来の糖質につけられた名前でもあります。そもそもセルロースと同様の構造を有する多糖類なのですが、経口投与されたβグルカンは、どういった経過を辿るのか?というと、ご想像の通り、人の消化管では分解も吸収もされないと考えられます。もしも、(竹を主食とするパンダみたいに)消化管内にβグルカンを特異的に分解する腸内細菌がいる場合はわかりません。
しかし、分解されたとしても「糖」になるだけだと思うのですが、百歩譲ってβグルカン自体またはこの分解物が消化管上皮の免疫系に作用しているとしても、免疫系に影響を与える用量についてはわかっていません。実際、消化管内の免疫機能が重要な役割をしているとの説もありますが、アガリクス等に含まれるβグルカンがどれくらいあるのかがわかっても、その至適用量というものがわからない限り、有効であるかどうかはわかりません。

アガリクスイメージ


(次ページ)そもそもβグルカンのうち・・・

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