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『コミュニケーション講座』10.コントロールの罠

『コミュニケーション講座』10.コントロールの罠

2011年11月14日 (月) 09時00分配信 投稿日:11/11/14 09:00 icon_view 583view

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いろいろなご相談をお受けしていると、コントロールできないものをコントロールしようとして消耗されている方が多いなあと感じます。たとえば、「あんなことがなかったら・・」「あのときああ言っていれば・・」「あの人の言っていることは絶対におかしいのに・・」「あの人はどうせわかってくれないから・・」等々です。

実は、これらは本来変えることのできない他人と過去を変えようとして、コントロールの罠に陥っている状態です。

起こってしまった過去はどんなに悔やんでも変えることはできません。また、自分のことさえままならないのに、他人を思い通りに動かすことなどできるものでしょうか。それらを変えようとすることがどんなに無為なことか、まずは頭で理解しましょう。

いろいろ考えて悩んでしまうのは、考える内容や方向性に問題があるからです。どうにもならないことをどんなに考えても解決には至りません。それどころか、自分の無力さを感じてどんどん絶望的になり、悪循環に陥ってしまいます。

よく考えることができるのは一つの能力であり、とてもすばらしいことです。深く考えることのできる方は、その力をぜひ有効に使ってください。コントロールできないことについてずっと考えていても何も事態は変わりませんが、コントロールできることについて考え適切な行動にうつせば、とても生産的で建設的、希望的です。

人が悩んでいるときは、たいていコントロールできないことについていじいじと考え続けています。ですから、自分で悩み始めたと思ったときは、今考えていることが他人と過去(起こってしまった事実)に囚われていないか自問自答してみてください。もし思い当たったら、「違う違う、それは私の力ではどうにもできないこと。そもそも私はどうしたいんだっけ。じゃあ今できることは何だろう」と自分に話しかけてみましょう。


(次ページ)多くの場合、変えられるのは自分・・・

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