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『コミュニケーション講座』20.誤解されやすいコミュニケーション<その3>

『コミュニケーション講座』20.誤解されやすいコミュニケーション<その3>

2012年09月12日 (水) 09時00分配信 投稿日:12/09/12 09:00 icon_view 322view

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前回、間接的な表現は相手に真意が伝わりにくいということをお話ししましたが、今回は、会話のなかでよく使われている間接的で誤解されやすいフレーズの代表「大丈夫」を取り上げ、解説していきたいと思います。

さて、あなたはこの言葉をいつも本当に大丈夫だという意味で使っていますか。本当は大丈夫ではないのに、弱音が吐けず強がって「大丈夫」と言ってしまうことはないでしょうか。

言葉と気持ちが一致している場合は何の問題もありません。問題なのは、本当は辛い状況なのにまわりに助けを求められず、つい「大丈夫」と言ってしまうケースです。たとえば次のようなケースに思い当たることはありませんか。

いつも遅くまで残業しているAさんに先に帰ろうとしているBさんが声をかける。
B「大丈夫ですか」(毎晩遅くまで心配だなあ)
A「・・大丈夫です・・」(ホントは辛いけど・・)
B「・・そう、じゃあお先に。」(心配だけど本人がそう言うなら・・と立ち去る)
A「くう・・」(大丈夫じゃないのは見ればわかるでしょ。そんなこと言うなら手伝ってよ!)

Aさんの言葉と気持ちは明らかに矛盾しています。言語表現と非言語表現が不一致なので、Bさんはどちらの意味を受け取ったらいいのか混乱してしまいます。結局言葉のほうを受け取りましたが、なんとなくすっきりしないまま帰りました。

一方、AさんはそんなBさんの優しい気持ちを受け取るどころか、「見て辛そうなら助けてくれればいいじゃない」と怒りを覚えました。これではBさんはたまったものではありません。また、AさんもせっかくBさんが助けてくれようとしているのに断ってしまったので、「これは自分一人でなんとかするしかない」と悲壮感を強くしたかもしれません。現実の世界でも、このAさんのようなタイプは決して少なくないと思います。


(次ページ)普段真面目で頑張っている人ほど・・・

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