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22.残念な表現2<「普通は」という口ぐせ>

22.残念な表現2<「普通は」という口ぐせ>

2012年11月06日 (火) 09時00分配信 投稿日:12/11/06 09:00 icon_view 388view

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私たちは日頃なにげなくさまざまな口ぐせを口にしています。口ぐせには、その人の考え方を色濃く反映しているものがあります。自分のことは気づきにくいことも多いですが、今回は代表的な口ぐせである「普通は」から、ご自分の考え方のくせや周りの方の考え方のくせを探ってみましょう。


●「普通」って何?

「普通こうじゃない」など「普通は・・」という表現は日常でとてもよく耳にします。ところで「普通」とは何でしょうか。実は多くの人が自分は普通であるか普通でありたいと思っています。そして、その普通の中身は万人に共通しているものではなく、各個人が勝手につくりあげているものです。ここで言っている「普通」とは価値観や基準のようなもの。つまり、あなたの「普通」と私の「普通」は違っていて当然、人の数だけ「普通」は存在するということです。


●「普通は」は攻撃的な表現

「普通はこうじゃないですか」と言うのは、たいてい誰かに怒っているときではないでしょうか。もしそうなら「私はあの人(あなた)はおかしいと思います」と表現すればいいところを、「私は」と言わずあの人は世間から見て非常識であり自分はそれを発見し被害も受けていると、相手を攻撃している自分を上手に正当化しようとする意図が感じられます。これは、表面的には直接相手を非難していなくても、実際には相手を「普通ではない=異常だ、おかしい、間違っている」と糾弾する極めて攻撃的な表現です。

もし「普通は・・」と言っている自分に気づいたら、心のなかで「私は・・」に言い換えてみてください。そして、相手がおかしいことで自分にどんな不都合があるのかよく考えてみましょう。冷静に考えると意外と実害は少なかったりするものです。さらに、相手にどんな不都合があるのかも考えてみると、相手の不都合を心配してあげる必要はないということに思い至るのではないでしょうか。そうすると、これは相手の問題というより自分の感情のコントロールの問題だということに気づくチャンスになるでしょう。


●「普通」を多用するとイライラする?

「普通」という言葉をよく使うということは、それだけ怒りを感じやすくなっている、イライラしやすい状態だと言うこともできます。この場合の怒りは特定の誰かや不特定多数の人に対してのもので、彼らに自分の基準で「普通」になってもらいたいと思っているが思い通りにならないことによる欲求不満が原因だと思われます。しかし、残念ながら他人を自分の思い通りに変えることはできません。

自分の怒りさえ上手にコントロールできないのに、他人を思い通りにコントロールするのはほぼ不可能です。他人を思い通りに変えたいと思うことが「普通は」という発想につながり、それが自分を苛立たせ消耗させるのだということをぜひきちんと認識してください。そして、「普通は」を多用しイライラしやすいという自覚のある方は、他人を変えよう(変わってもらいたい)としないで自分の考え方を変えるように意識を変えましょう。


●人の目を気にしすぎているかも

一方、普通にこだわるということは、世間や周りの人の目を非常に気にする一面もあると言えます。周りの評価を気にして目立たないよう自分を抑えて周囲に合わせていることが日常化していると、知らず知らずのうちに自分らしさを失い窮屈な生活を強いられるようになります。自覚していなくてもそのストレスはかなりのものなので、普通にしていない、つまり自分を抑えず勝手なふるまいをしているように見える人を妬んで許せない気持ちになるのも無理もないことです。


●優先すべきは自分の基準

普段、人の目を気にして自分の楽しみを後回しにしている方々は、どうぞもっと自由に自分の好きなことをしてみてください。自由にふるまっているように見える人は、実はそれほど「普通」ということも他人の目も気にしていないものです。それは他人の基準ではなく自分の基準で動いているからです。

他人の基準で動いているかぎり、他人の評価が気になって自分らしく自由にふるまうことはできません。他人の目が気になる方は、基準を他人から自分に取り戻すようにしましょう。自分を基準にするとは、自分が心地いいと感じることを信じて優先していくことです。嫌なかんじがするときはそのまま放置せず、何が問題なのかを見極め、その問題を解決するように動くことです。


●もっと自分を楽しませていい

自分が楽しいと思うこと、気持ちいいと思うことをして自分を満たすことができれば他人の目もそれほど気にならなくなりますし、「普通」にこだわってイライラすることも減っていきます。自分の欲求に従うことは決してわがままなことではありません。罪悪感をもつ必要もありません。私たちは自分の人生を楽しむために存在しているのです。

社会に適応するために協調性はとても大切な力です。だからといって、自分の人生を他人の基準で生きる必要はありません。自分の基準を優先することと周囲と協調することとは充分両立します。今まで他人の基準を優先させてきた方は、どうぞこれからは自分を喜ばせてあげてくださいね。

いかがでしょう。
今回は「普通は」という口ぐせから推測できることをお伝えしました。このように、口ぐせに気づくことは自分の考え方のくせに気づくチャンスです。口ぐせを意識して変えることで、考え方を少しずつ変えていくことも可能です。ぜひお試しください。


著者:藤井雅子

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