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『医薬品工場の片隅から』16.アウトブレイクと疫学調査

『医薬品工場の片隅から』16.アウトブレイクと疫学調査

2012年06月06日 (水) 09時00分配信 投稿日:12/06/06 09:00 icon_view 244view

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アウトブレイクって?

 皆さんは新興感染症やアウトブレイクという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?近年では香港を中心に東アジアで流行したSARSや、Swine Fluとして世界中に猛威を振るったインフルエンザパンデミック、同名のパニック映画にもなったマールブルグウイルスの集団感染等を思い浮かべるのではないでしょうか?
実際のアウトブレイクはこのような世界規模の大感染症だけではなく、小さく言えばMRSAやVRSA等の耐性菌の院内感染や、ユッケやレバ刺しで問題になったO-157、生牡蠣やからしレンコン等の食中毒等もアウトブレイクと言うことができます。
国内では病原菌の分離、特定が保健所や医療機関で迅速に実施できること。また衛生環境が良く、感染者の拡大の前に共通した特徴を見出し易く、原因の特定と対処が早期になされることが可能になっていますが、このような優れた疫学調査体制と環境が整備されている地域は世界でも有数の先進国のみです。しかしながら、先進国では、流通網の整備による汚染された食品の広域拡散が原因で感染者の空間的集積が取れない場合や、感染患者の移動/拡散速度が高く、封じ込めが難しい等の固有の問題点もあります。

つい先月末にもベトナムで原因不明の感染症と思われるアウトブレイクが発生した。との報道がなされました。現在もまだ原因の究明作業が続いていると思いますが、これをcaseとして見ていくことにしましょう。
 

事件発生

 2012年4月中旬に、ベトナムにおいて謎の皮膚病が発生し、170人以上が感染し、19人が死亡する原因不明の疾病が流行。主な症状として手足の皮膚が硬くなり、ひどい潰瘍様症状を呈し多臓器不全を引き起こすこと。また、感染者の約1割が深刻な肝障害を呈することが特徴であり、感染原因の特定ができていないことから、現地の医療関係者やWHO(世界保健機関)等で懸念が広がっている。感染地域はベトナム中部のクアンガイ(Quang Ngai)省のバト(Ba To)地区に限定されており、死亡例は主に10歳以下の小児が多くを占める。との情報が一報として入りました。(参考リンク)


(次ページ)ベトナムは日系企業も積極的に・・・

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