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『医薬品業界の数字のミカタ』2.研究開発管理

『医薬品業界の数字のミカタ』2.研究開発管理

2011年11月25日 (金) 09時00分配信 投稿日:11/11/25 09:00 icon_view 265view

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■研究開発管理

最近の国内ファーマでは後れをとるまいと、抗体医薬や核酸医薬といったバイオ医薬品の開発にも関心が高まっているようです(皆さんのほうが詳しいですが)。その開発投資が実らせる戦略管理が重要になります。もはやブロックバスターは奇跡で、企業の存亡を占う医薬品開発はギャンブルの域にあるのかもしれません。そうであれば、その不確実性をいかに低めるか、偶然を必然に変換する経営管理が必要になります。
このとき、開発企業では一般に事業評価において、成功確率を加味して将来収入を現在の価値に変換する工夫を採用しています。
後戻りできない医薬品開発は組織内で情報共有を図り、リスクとコストを最小限にします。その時機能するのが、数字コミュニケーションツールである会計ハブです。また、各企業はプロジェクト管理や評価のために、経験則に基づく数字の判断基準をもっています。例えば、成功確率や限度投資額などです。会計データを介して組織内部では激論が生まれているでしょう。
 

■国内医薬品企業分析

さて、表で国内有力ファーマ7社を比較してみますと、武田が資産規模や売上高の状況から圧倒的に大きいことが分かります。凄まじい統合劇があったにも関わらずこの地位は変わっていません。
しかしながら、平成23年3月期の決算を見てみると、株価純資産倍率(PBR=株価÷純資産)ではエーザイなどが高く、投資家の期待が高いことが分かります。ちなみにこの評価指標は、次の例から理解できます。普通は会社が1,000円の資産をもって商売していて解散しなければならないときに1,000円の分配を受ける権利があるのであれば株価は1,000円、PBRは1.0倍です。これより高いということは株価が会社資産価値より高くても買う人がいる訳ですから、投資家である株主の期待が高いということがいえます。


(次ページ)一方、株価収益率(PER=株価÷利益)をみると・・・

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